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本ページでは、MODの中でも特に鍛造に関するものを紹介しています。 武器・装身具の追加や仕様変更がメインとなるMODについては武器・装身具に記載してください。 Kitted out Blacksmiths GET More Smelters! A Game Epic Tweaks Mod Complete Smithing (PS4) Convenient Crossbows [XB1] Ars Metallica The Art of SmithingシリーズTAOS The Art Of Smithing Smelting and Tanning Level Smithing House Building Levels Smithing Smeltdown TAOS Extra Craftables Alternate Smithing Categories Craft Lockpicks Kitted out Blacksmiths XB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3028023 PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3028016 説明文訳 Steamワークショップで以前紹介されていたように、Kitted out Blacksmithsはスカイリム中の鍛冶屋の 鍛冶道具を補完するMODです。 現在実装されている機能: ソリチュード…溶鉱炉を追加 ドーンスター…砥石と作業台を追加 ホワイトランのスカイフォージ…皮なめしの棚と作業台を追加 リバーウッド…溶鉱炉を追加 ファルクリース…溶鉱炉を追加 リフテン…溶鉱炉を追加 レイヴンロック…皮なめしの棚を追加 このMODは溶鉱炉や作業台のように物理的に嵩張るオブジェクトを街に追加するため、 鍛冶場の周辺を変更する他のMODとは競合する可能性があります。 そのためダウンロードする前に上のスクリーンショットを参照して位置的な競合が起きないかチェックしてください。 アップデート情報: スカイフォージにも溶鉱炉を追加しました。作業場の右側にあります。 解説・補足 各街の鍛冶場に足りない鍛冶道具を追加するMOD。場所はスクリーンショットを参考に。 コンセプト通り、鍛冶屋や鍛冶場が無い街には追加されない。 街の改変・拡張MODには同様の機能が内包されていることが多いので注意。街の構造をいじらずにシンプルに鍛冶道具を補完したいプレイヤー向け。 GET More Smelters! A Game Epic Tweaks Mod XB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3286514 PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3286675 説明文訳 溶鉱炉をあるべき場所に追加するMODです!本来あって然るべき溶鉱炉を以下の街に追加します。 ドーンスター ファルクリース マルカルス モーサル リフテン リバーウッド ショールストーン ソリチュード ホワイトラン(スカイフォージの近く) 新たな溶鉱炉は各街の鍛冶屋の近くに配置されています。インゴットを製造してお金を稼ぐのが楽になるはずです! このMODの必要性: (1) スキルレベリング: あなたが両手剣士、魔法剣士、盗賊、暗殺者だったなら武器と鎧の強化無しに生き残ることはできません。 武器と鎧の強化には鍛冶スキルを上げる必要がありますが、インゴットを自作しないとコストが張ります。 このMODは鍛冶場の近くに溶鉱炉を設置することでインゴット作成→鍛冶の一連の作業を容易にします。 (2) リアリティ: リアリティ面から言えば、何人かの鍛冶屋の近くに溶鉱炉が無いのは不自然です。 例えばソリチュードはスカイリムの首都であるのに溶鉱炉がありません!冗談でしょう? このMODを製作している際は、溶鉱炉の場所に細心の注意を払いました。 例えばソリチュードの溶鉱炉は鍛冶場の近くの通路に配置してあり、 まるでゲームデザイナーが溶鉱炉を置き忘れた場所に合わせて置いたように感じられるはずです。 また、追加された溶鉱炉は各街の鍛冶屋が実際に使用するので、没入感も増すことでしょう。 (3) 利便性 溶鉱炉が無い、もしくは溶鉱炉と距離が離れているために街の鍛冶場を使用するのを避けた経験があるはずです。 このMODで追加される溶鉱炉は鍛冶場に近く、鍛冶の際の手間が省けるはずです。 解説・補足 バニラだと溶鉱炉の無い街を中心にそれらを追加するMOD。元々溶鉱炉がある街でもより便利な場所に追加される。 今後要望があれば各街の分割版もリリースする予定だとのこと。 上の「Kitted out Blacksmiths」に含まれていない溶鉱炉もあるので、お好みで。 Complete Smithing (PS4) PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3071887 説明文訳 このMODのアップデートによりPerkに損害を与える事はありません。 貴方はホワイトランの鍛冶屋にある巻物を使わねばならない(巻物は呪文を使う際に装備して用いる物です)。 インストール/アップデートに関する動画は此方。 https //youtu.be/lS3WBwHSKyY このMODは幾つか改良された物を含め、ゲーム中に登場する武器や防具のほぼ全てを製作可能にします。 又、このMODは新規に鍛冶Perkを改善します。戦乙女の炉(ホワイトランの鍛冶屋)のカウンターにある 小さな鉄製の金庫に入っている巻物を使用して既存のPerkを新しいそれで書き換える事が出来ます。 既存のに加えて多くを製作可能になる事で、全てを製作可能にする事も出来るでしょう。 例えば、ドラゴンの鍛造術はドラゴン及びデイドラ装備、それと幾つかのデイドラの秘宝の複製品を製作可能にする 新しい神秘的なPerkに(複製品を製作するには該当クエストをクリアしオリジナルを手に入れていなければなりません)。 Perk内容を書き換えなければならないのは嫌だという方は、 少々作れる物は少なくなりますが、Lite版を用意してあります。 https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3258366 互換性: このMODは鍛冶スキルツリーに変更を加える物以外の全てのMODと互換性があるべきです。 もしそういった類のMODを他に使っているなら、貴方が一番欲しい変更を与えるMODを選び、 ロードオーダーを下に(してそれらのMODの中でそれが一番最後に読み込まれるように)して下さい。 組織/ギルド装備を製作可能にする為に、その組織/ギルドのクエストを開始し組織のPerkを取得している必要があります。 組織の長の防具の複製は、上位組織Perkを、その組織のクエストラインを完了する事で取得する事で製作可能になります。 ナイチンゲール装備は盗賊ギルドに加入する事で製作可能になります。 今まではPerkは必要ありませんでしたので、12月23日までは戦乙女の炉の巻物で無条件にこれらの組織Perkを取得できます。 マスターPerkは黒檀と碧水晶装備だけでなく、既にクエストをクリアして手に入れていた場合、 幾つかのユニーク装備の複製品をも製作可能にします。ドーンガードをクリア済の場合、ハルコンの剣が製作可能になるみたいに。 オルシニウムPerkはゲーム中の低スペックな装備の内幾つかのより強力な複製品を製作可能にするものです。 例えば、貴方が製作するオークの鎧やストームクローク将校の鎧、盗賊ギルドの鎧の複製品は ドラゴン鎧とそう変わらないステータスになります。 尚、これらの複製品は全てオリジナルに付加されていた特殊効果が付いていない状態で製作されます。 幾つかのアイテムはPerkだけではなくクエストの進行状況の制約も受けます。 (ハルコンを殺さねば彼の剣の複製品を作れないように) 解説・補足 バニラでは製作不可能だった幾つかの装備を製作可能にする他、特別な"複製品"も製作可能にする。 "複製品"は全て、オリジナルのそれらに付加されていた特殊効果が存在しない為新規に付呪が可能。 幾つかの元々の性能が低い装備はより高性能な"複製品"を製作可能になっている。 戦乙女の炉のカウンターの所にある巻物を使う事で鍛冶Perkの内容を改変する必要がある。 組織やギルドの装備は該当組織に加入したりその組織のクエストをクリアする事で取得できる"組織Perk"なるものが必要になった。またこの他、"複製品"はオリジナルを入手している必要がある等、製作可能になる為の条件が存在する場合がある。 12/3以降のバージョンで上記の様に製作可能になる条件がやや複雑化した。この為、12/23のアップデートまでは戦乙女の炉のカウンターの所にある巻物の使用時に"組織Perk"を自動で取得できるようになっているとの事。 関連MOD Complete Smithing Lite (PS4)PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3258366 12/3以前の「Complete Smithing - craft almost anything」と同じ内容であり、従来の物をLite版として改めてリリースした物の模様。 鍛冶スキルツリーを時計回り、あるいは反時計回りに取得可能にする仕様は残っている。 製作可能な物と其の条件は以下の通り +内訳 毛皮の鎧三種/処刑人の鎧/聖蚕の僧侶のローブ/フォースウォーンの鎧と武器/青い魔術師のローブ/黒い魔術師のローブ/付呪されていない各九大神のアミュレット/蝙蝠のアミュレット/ガーゴイルのアミュレット/死霊術師のアミュレット - 無条件 アークメイジ装備 - アークメイジになる ブレイズ装備 - メインクエスト『闇に眠る刀剣』クリア、かつ、黒檀もしくは碧水晶の鍛造術 同胞団の装備 - 同胞団に加入 ドーンガードの防具及び武器 - ドーンガードに加入 闇の一党の防具及びローブ - 闇の一党に加入、もしくはアストリッド殺害 盗賊ギルドの防具 - 盗賊ギルドクエスト『チャンスのお膳立て』クリア グレイビアードのローブ - アルドゥインを倒す スコールの防具 - ソルスセイムに行く テルヴァンニのローブ/ヴァーミルナのローブ/サイジックのローブ - 魔術師ギルドクエスト『初めての訓練』クリア ペニトゥス・オクラトゥス装備/ストームクローク将校装備 - 鍛冶スキル25 吸血鬼の鎧/深遠の暁のローブ/銀の武器 - 鍛冶スキル30 ナイチンゲール防具と武器 - 鍛冶スキル50 古代ノルド防具と武器 - Perk『高度な鍛造術』 処刑人の斧/シミター - Perk『鋼鉄の鍛造術』 黒檀の刀 - Perk『黒檀の鍛造術』 サルモールのローブ - Perk『エルフの鍛造術』 Complete Smithing (XBOX) - craft almost anythingXB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3154604 内容は従来の「Complete Smithing - craft almost anything」と12/4時点では変わらず「Complete Smithing Lite (PS4)」に同じ。 Convenient Crossbows [XB1] https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3035333 説明文訳 100%競合しません! どうしてクロスボウは通常の鍛冶場で作成したり、購入できたり、登場したりしないのでしょう? つじつまの合う理由が見つからなかったので、以下のような変更を加えました。 このMODを導入すれば、クロスボウ、鋼鉄のボルト、ドワーフのクロスボウ、ドワーフのボルトを どこの鍛冶場でも製作できるようになります。ただし爆裂ボルトと強化型クロスボウをアンロックするためには、 バニラと同様にDawnguardサイドクエスト「太古の技術」を完了させる必要があります。 「太古の技術」の報酬が無くなってしまわないようにこの仕様は残しました。 「太古の技術」完了後であれば爆裂ボルトも他のボルトと同様、どの鍛冶場でも製作できます。 また、クロスボウ、鋼鉄のボルト、ドワーフのクロスボウ、ドワーフのボルトはスカイリム中の店で 商品として見かけるようになり、NPCも所持するようになります。 ただし爆裂ボルトと強化型クロスボウは自分で製作するかソリーヌから購入するしかありません。 クロスボウとボルトは弓矢よりも少しだけレアであり、フォースウォーンやファルメルのように持っていると不自然な 敵には所持設定がされていません。大抵は山賊、衛兵、兵士が所持しています。 解説・補足 クロスボウ関連の装備がドーンガード砦の鍛冶場でないと製作できないバニラの仕様を修正する。 クロスボウやボルトが店や敵NPCからも入手できるようになるが、説明文の通り登場箇所はロアフレンドリーの観点からちゃんと制限されている。ハドバルルートを選択すれば、最序盤のヘルゲンで高確率で敵のストームクロークからクロスボウが入手可能。 同じような機能を含んでいるMODは意外と多いので注意。例えばクロスボウの製作場所を解放する機能は「 Morrowind Miscellania 」にも含まれており、クロスボウ(ユニーク含む)を敵のレベルドリストに配布する機能は「 Skyrim UnLeveled 」にも含まれている。 類似MOD Craft Steel Crossbows Without Being DawnguardXB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3303851 PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3303852 鋼鉄の鍛冶Perk取得かつプレイヤーレベル10以上で、どこの鍛冶場でもクロスボウが製作可能になる。 強化型などがDawnguardサイドクエストを完了させないと製作できないのは同じ。敵や店のレベルドリストは変更されない。 Ars Metallica XB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/2937287 PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3919839 説明文訳 Skyrimのクラフトシステムを拡張するシンプルなMODです。 矢のレシピを変更し、様々な鉱石の材料、木材、革ひも、羽などから矢を作成可能にします。 ロックピックが鉄か鋼鉄のインゴットから作成可能になります。 鉱石を溶かすために溶鉱炉を使用するにはそれに対応した鍛冶スキルのPerkが必要になります。 採掘や精錬、皮なめしといった作業でも鍛冶スキルが上昇します。 いくつかの装備品やその他アイテムを溶かしてインゴットにできるようになります。 盗賊ギルドや闇の一党、帝国軍などのメンバーならそれぞれの専用装備が作成可能となります。 Dawnguardの変更点: 矢のレシピとクロスボウのボルトのレシピを変更します。 Hearthfiresの変更点: 製図台以外の作業台を使うことで鍛冶スキルが上昇します。 Dragonbornの変更点: バニラの矢と同じ形式に準拠するように、スタルリムとノルドの矢のレシピを変更しました。 スタルリムとノルドの装備から鉱石を回収するためのレシピを追加しました。 フェルサードアジサイの羽もクラフト用の羽として使えるように変更しました。 解説・補足 鍛造における穴をいくつか補完するMOD。迷ったらとりあえず入れておくと何かと便利。 説明文のもの以外だとロックピック、銀製の武器、たいまつ、おもちゃの剣などが作成可能になる。ただし作成可能条件が設けられているアイテムもあり、例えばロックピックなら開錠素人Perkが必要。 矢や鉱石からインゴットを精製したり鎧の分解も可能になるが、大抵は対応する鍛冶Perkが必要になるので、最初のうちはバニラより不便な場合もある。 矢やボルトの作成に必要になる追加アイテム「クラフト用の羽」は民家の収納やキジなどからも手に入るが、鍛冶屋がまとめ売りしているものを買うのが一番楽。 皮なめしの棚、溶鉱炉、大工の作業台などでの作業でも鍛冶スキル経験値が上がるので、鍛冶スキルを自然な形で効率よく上昇させたいというプレイヤーにもおすすめ。ただしMODで導入したオリジナルの形の溶鉱炉や金床だと鍛冶スキル経験値が加算されないことがある。 関連MOD Ars Metallica Smelting Fix [XB1]https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3304901 上でも述べたように「Ars Metallica」の仕様上、対応する鍛冶Perkを取らないと多くのインゴットが作成できなくなる。このMODはその仕様を変更し、鍛冶Perkに関係なく最初から全ての鉱石をインゴットに精錬できるようにする。 バグを修正する類のMODではないのでお好みで。 日本語版 [JP][XB1] Ars Metallica Japanese Translationhttps //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/4030505 類似MOD The Art of Smithingシリーズ(下記) The Art of Smithingシリーズ Aestherus氏が手掛ける一連のシリーズ。上記の「Ars Metallica」の機能をPS4向けに代替することをコンセプトとしていた。 17/2/17に「Ars Metallica」のPS4版がアップされたことでコンセプトとしての役割は無くなってしまったが、 「Ars Metallica」の各機能を分割して導入できる点やインターフェース改善機能は便利なのでお好みで。 TAOS The Art Of Smithing XB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/4030879 PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/4030880 説明文訳 このMODは私の主なTAOSシリーズのファイルを一括したプラグインです。 同梱コンテンツ: TAOS Extra Craftables Smeltdown Super Simple Smithing Overhaul Alternate Crafting Categories (Alternate versionの方がベストなのでそちらを入れてあります) Tanning and Smelting Level Smithing House Building Levels Smithing Craft Lockpicks 文字数制限のために各MODの役割については詳細に説明できないので、個別の説明を参照してください。 TAOSシリーズをたくさん入れたいけどMOD数制限が気になるという方のためのMODです。 解説・補足 TAOSシリーズの一括版。各MODの機能に関しては下記を参照のこと。 Smelting and Tanning Level Smithing XB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3316120 PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3316122 説明文訳 皮なめしの棚と溶鉱炉での作業を鍛冶スキルと紐づけし、それらの作業で鍛冶スキルが上昇するようにするMODです。 解説・補足 説明文の通り。「Ars Metallica」と同様に金のインゴットなど価値の高いものほど精錬時の経験値上昇値は大きい。 House Building Levels Smithing XB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3263190 PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3263193 説明文訳 スカイリムにおける家の建設は大量の金と材料を必要とします。その分鍛冶スキルも上昇するのが自然だと考えました。 このMODを導入するとHearthfireにおける作業台が鍛冶スキルと紐づけされ、建設に伴って鍛冶スキル経験値が上昇します。 ただし製図台での作業では鍛冶スキル経験値は上昇しません。 その時点では何も作成していないので、もし経験値が加算されたら変だからです。 また、「Unofficial Skyrim Special Edition Patch」に含まれている作業台のバグ修正も含まれています。 解説・補足 説明文の通り。非公式パッチの作業台バグ修正も含まれており、おそらく作成済みの家具が再度表示されてしまう厄介なバグ対策もなされている。 Smeltdown XB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3314937 PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3314938 説明文訳 このMODを導入すれば、ほぼ全ての付呪されていない武器・鎧とその他一部のアイテムを分解できるようになります。 金属系のアイテムは溶鉱炉で分解でき、非金属系のアイテムは皮なめしの棚で分解できます。 ほぼ全ての付呪されていない非ユニーク武器・鎧は分解できます。例外は毛皮系装備です。 分解して得られるアイテムの大半は製作前と同等ではありません。 ただし全ての場合でそうである訳ではなく、特にデイドラ系アイテムのような簡単に還元できないアイテムの場合に発生します。 最低1つ分解可能なアイテムを所持していて尚且つかつ現在装備していない場合にのみ、 溶鉱炉や皮なめしの棚をアクティベートした際に分解可能リストに表示されます。 この仕様はスクリプト抜きでは解決できないので、お気に入りのアイテムを分解してしまわないよう、お気を付けください。 このMODは私のMODの1つである「More Smeltable Dwarven Scrap」の機能も含まれています。 そのため「More Smeltable Dwarven Scrap」をすでに導入している場合はそちらを無効化してください。 以下は分解可能なリストです。ただし全ての分解可能なアイテムを網羅しているとは限りません。 +内訳 皮系アイテム 革系アイテム 衛兵の鎧 ストームクロークの鎧 鉄系アイテム(雑貨含む) 鋼鉄系アイテム 古代ノルド系アイテム(研がれた○○や鎧も含む) 帝国軍系アイテム 骨削の鎧(修正含む) 銀系アイテム(雑貨含む) Hearthfireの建材 ドワーフ系アイテム(雑貨含む) エルフ系アイテム フォースウォーンの鎧と武器 スカイフォージの鋼の武器 同胞団の鎧 オーク系アイテム ファルメル系アイテム ドーンガード系アイテム 吸血鬼の鎧 ブレイズ系アイテム キチンの鎧 ノルド系アイテム ノルドの英雄系アイテム スケールの鎧 スチールプレートの鎧 碧水晶系アイテム 黒檀系アイテム デイドラ系アイテム ドラゴンの鎧と武器 ご想像の通り鍛造の煩わしさから解放されるので、きっと気に入っていただけるかと思います。 もしバグに気付いたら教えてくださればできるだけ早く修正します! アップデート: 宝飾品も分解できるようになりました。(当初は忘れてました。) 溶鉱炉で溶かしてインゴットにしたり、皮なめしの棚で宝石を抜き出したりすることができます。 また、フォースウォーンの武器、骨削の鎧、人間及びトロールの頭蓋骨はグラインダーで分解して骨の粉にできます。 解説・補足 付呪されていないほぼ全ての武器・装備・宝飾品を溶鉱炉などでインゴットなどに分解できるMOD。宝飾品も分解可能。 TAOS Extra Craftables XB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3331973 PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3331975 説明文訳 各派閥の鎧を作ろう!ファルメルやフォースウォーンのダンジョンを一掃して、彼らの武器や鎧を作ろう! 各街の従士になって、衛兵の鎧を作ろう! このMODを導入すれば多くのアイテムが製作可能になります。 製作可能になる各派閥の装備は以下の通りです。 +内訳 ブレイズ(クエスト「アルドゥインの壁」完了が必要) 同胞団(クエスト「シルバーハンド」完了が必要) 闇の一党 盗賊ギルド ストームクローク(幹部の鎧のみ。普通の鎧はウィンドヘルムの従士になる必要がある。) ドーンガード ヴォルキハル吸血鬼 ペニトゥス・オクラトゥス(「闇の一党を打ち砕け!」完了が必要) フォースウォーンのキャンプを一掃すればフォースウォーン系アイテムが製作可能になります。 フォースウォーンの武器の必要材料は変更しました。斧と弓は骨の粉×2を、斧はさらに採石した建設用石材が必要になります。 骨からできているのに鋼鉄が必要だった以前のレシピはとても変でした。 ファルメルの隠れ家を一掃すれば、通常のファルメルの鎧と武器が製作可能になります。 研がれた○○のタイプを製作するには、碧水晶の鍛造術のPerkが必要になります。 硬い鎧や重装鎧を製作するにはドーンガードクエスト「空に触れる」を完了し、且つ高度な鍛造術のPerkが必要です。 各街の従士になれば対応する街の衛兵の鎧が製作可能になります。 ウィンドヘルムの従士になればストームクロークの鎧が製作できます。 他にも以下のようなアイテムが製作可能です。 +内訳 銀製の武器 シミター(クエスト「緊急事態」完了が必要) ナイフ(クエスト「フォースフォーンの陰謀」完了が必要)(訳注:同クエストで手に入る手製の粗末なナイフ) ロングボウ 狩猟弓(鋼鉄の鍛造術のPerkが必要) 子供のおもちゃ(訳注:おそらくおもちゃの剣と人形) 処刑人の斧 研がれた古代ノルドの武器(ドワーフの鍛造術のPerkが必要) このMODは問題が無い訳ではありません。 なぜならこれらの装備は元々製作を意図されておらず且つそのほとんどが独自のキーワードを保有しているため、 鍛造用のインターフェイスではほぼ全てMisc(その他)のカテゴリーに分類されてしまうのです。 この問題は私のMODである「Alternate Smithing Categories」を用いれば修正できます。 解説・補足 「Ars Metallica」を参考に、バニラでは製作できなかったアイテムのほとんどを製作可能にする。 「Ars Metallica」と違って鍛造時のインターフェイスにおいて各アイテムが適切に分類されない問題があるとのことだが、下記の「Alternate Smithing Categories」を用いれば修正できる模様。 Alternate Smithing Categories XB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3333610 PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3333619 説明文訳 鍛造時のインターフェイスを変更し、 素材(鋼鉄、黒檀など)ごとのカテゴライズだった一覧形式を、アイテムタイプ(剣、弓など)ごとのカテゴライズにします。 既知の問題: 見た目の好みだけです。現在特に問題はありません。 解説・補足 説明文の通り。文字で分かりにくい場合はベセネットの写真を参照してみるといい。 TAOSシリーズの1つだがこの機能は「Ars Metallica」には無い。欲しいなら「Ars Metallica」とも併用可能。 上記の「TAOS Extra Craftables」を導入するならこちらも併せて導入すれば「TAOS Extra Craftables」で追加で製作可能になる武器・装備のカテゴライズが正しく修正されるらしい。 類似MOD Alternate Smithing Categories - Alternate VersionXB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3335154 PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3335156 同作者の別バージョン。通常のバージョンは鎧のカテゴライズは頭・腕など部位ごとに別々に分類されるが、こちらのバージョンは鎧は鎧で全て一緒くたに表示される。分かりにくい場合はベセネットの写真を参照。お好みで。 Crafting ReCategorizedXB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3038830 PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3038847 別の作者の作品。本質的な機能は同じだがカテゴライズは若干異なる。 Craft Lockpicks XB1:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3316304 PS4:https //bethesda.net/en/mods/skyrim/mod-detail/3316308 説明文訳 鉄のインゴットからロックピックを鍛造可能になります。 インゴット1つにつき3つのロックピック、もしくは開錠素人Perkがあれば5つのロックピックが鍛造可能です。 解説・補足 説明文の通り。「Ars Metallica」と同様に開錠素人Perkが必要で、製作時には鍛冶スキル経験値が上昇する。
https://w.atwiki.jp/skyrimmaking/pages/2.html
メニュー トップページ 基礎知識 Q&A キャラメイクMod導入Mod紹介(女性) Mod紹介(男性) Mod紹介(男女共通) NPCキャラメイク モーフ作成解説 ノーマルマップ解説 Model&Texture改善 人気キャラメイク SS投稿のお作法 環境Mod&設定 撮影ポイント 表情の付け方 会議室 リンク Skup Skyrim Uploader ■Skyrim Image Uploader (画像専用) 更新履歴 取得中です。
https://w.atwiki.jp/skyrim_jpn/pages/43.html
バグ修正 (Bug fixes) 目次 Unofficial Skyrim Patch Bannered Mare Bench Fix Bard Quest Fixes City Houses Light and Shadows Fix Conjuration and Summoning fixes Deflect Arrows Fix Furry comment fix Hjerim Bloody cleanup Owned Possessive Corpses no more lazy zombies and shy nirnroots Shrine of Azura LOD Fix Smithing Perks Overhaul Weapons and Armor Fixes Whiterun Lighting Fix Unofficial Skyrim Patch 様々な不具合修正の集大成です。 これを入れることによって以下にある修正MODが不要になる場合があるので、Descriptionにあるフォーラムで内容を確認しましょう。 日本語化 v1.0用 日本語化音声 v1.0用音声 Bannered Mare Bench Fix (Unofficial Skyrim Patchに内包) ホワイトランの宿屋バナード・メアの焚き火前にあるベンチを座れるように修正します。 日本語化 v0.1用 Bard Quest Fixes (Unofficial Skyrim Patchに内包) 吟遊詩人の大学でのクエストバグを修正します。 日本語化 v2.0用 City Houses Light and Shadows Fix ブリーズホームへ入ってすぐの縞々の明かりを修正します。 ブリーズホーム以外でも確認できた場所は修正してあります。 日本語化 v1.3用 Conjuration and Summoning fixes 召喚魔法等に関するバグフィックスMODです。 以下の3つのバグを修正します。 1.プレイヤーの魔法耐性や精霊の石碑による魔法吸収効果により起こる召喚魔法の失敗を修正(Unofficial Skyrim Patchに内包) 2.「雷の精霊(強力)」が弱かった部分を修正(Unofficial Skyrim Patchに内包) 3.「減速効果」と「影の戦士」が高い吸収特性を持つ相手に失敗していた事を修正 日本語化 v1.02用 Deflect Arrows Fix バニラでは機能していない「矢そらし」パークを修正します(矢そらし取得でも15%のダメージがあり、近接攻撃をもブロックするため「シールド・ウォール」パークが無意味)。 日本語化 v1.0用 Furry comment fix 人狼化を治癒すると街の衛兵から嫌味を言われなくなります。 オプションでカジート種族用と古代ノルドの鎧着用時用があります。 日本語化 v1.0用 Hjerim Bloody cleanup プレイヤーが所持できる家の一つヒジェリム(Hjerim)の一部のバグを修正するMODです。 コンソール用のBatファイル版を使用する場合は日本語化不要です。 日本語化 v1.5用 Owned アイテムの所有者が死亡した場合、そのアイテムの所有権が外れるようになります。 日本語化 v1.0.0用 Possessive Corpses no more lazy zombies and shy nirnroots (Unofficial Skyrim Patchに内包) リスポーン時の削除関連諸問題を解決・防止します。 ・敵が落とした武器 ・ニルンルートの重複する輝き ・灰の山,氷の山,亡霊の体 日本語化 v1.8用 Shrine of Azura LOD Fix (Unofficial Skyrim Patchに内包) アズーラ像を遠くからでも視認できるようにします。 日本語化 v1.0用 Smithing Perks Overhaul 鍛冶パークによる生産可能装備を調整します。 Legendary Smithing Upgrades と併用する場合はLegendary Smithing Upgradesより”前に”ロードしてください。 日本語化 v1.11用 Weapons and Armor Fixes 武器や防具の見た目や性能の間違いを修正します。 日本語化 v2.03用 Whiterun Lighting Fix ホワイトランとソリチュード周辺にある篝火の明かりの設定を修正します。 日本語化 v1.11用
https://w.atwiki.jp/skyrimmaking/pages/15.html
このページでいう人気の基準は、いまのところ管理者から見て(ここ重要)、設定方法をよく聞かれていたり、○○の方法で~と言われていた人の設定を基準としています。 のでこの基準はそのウチ変わると思います。あくまで参考程度にみてください。 Skyrim キャラメイクスレ その3 558氏 SKYRIM 顔作成指南スレ part1 528氏
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登録日:2012/11/18(日) 05 47 02 更新日:2024/05/10 Fri 18 36 36NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 Skyrim TES oblivion だいたいこいつらのせい エイドラ オブリビオン スカイリム ダース・モール デイドラ デイドラロード 不死身 召還 守護神 理不尽 異世界 邪神 デイドラ(deadra)とは、ゲーム「The Elder Scrolls」シリーズに登場する異世界の存在の総称である。 このゲームの舞台であるムンダスの次元とは違う、「オブリビオン次元」と呼ばれる異界に住んでいる。 基本的にオブリビオン次元にいるのだが、タムリエルに召還されたり、自ら赴いたりすることで現れることがある。 というか、召喚魔法で呼び出されるヤツは基本デイドラである(例外もいる) 基本的に不死身。召還された奴らを殺してもオブリビオン次元に帰るだけであり、オブリビオン次元で殺してもそのうち復活する。 故にニルン側の寿命がある存在(特に人間)を定命(じょうみょう)の者と呼んでそりゃあもう見下しまくってる。 総称であるため見た目も様々で、小悪魔のようなスキャンプ、小型恐竜のようなクランフィア、ドラゴンのような巨躯を持つタイタンなどのまさに魔物といった風体の者もいれば、亜人のような外観の者もいる。 特に人間型のデイドラは細かくカテゴリー分けされており、高位の存在に使える召使であればドレモラと呼ばれ、ドレモラよりも強大な力を持ち自立して行動する者はズィヴィライと呼ばれる。 ドレモラには細かく階級が存在し、ドレモラ・チャール(歩兵)、ドレモラ・キンリーヴ(戦士)という感じで後ろに階級を示す名前が付く。 このデイドラの中でも非常に強力な能力を持つ存在をデイドラロードと呼ぶ。 このデイドラロード、デイドラプリンスとも呼ばれる存在はオブリビオン次元に自分だけの固有空間を有し、そこを支配しながら時折ニルンの定命の者にちょっかいを出したりする。 彼らとしては、自分たちが作った単純な世界よりもさまざまな生命に彩られたニルンは非常に魅力的であるらしく、そこでいかに自分が影響力を及ぼせるのかというのを一種の遊びとして楽しんでいる。 メタ的に言えばコントローラーやチートツールでゲーム内世界に干渉するプレイヤー達の具現化ともいえる(自分を模したアバターを作って直接干渉したり、特定キャラを操ったり、建物を建てたり壊したり、オリジナルアイテムをねじ込む等)。 無論、こんなのが好き勝手できてはムンダスを創造した神々エイドラにとってたまったものでは無いというか、昔はアルドマーがバカスカ呼びまくっていた為、キレたアカトシュの手によってムンダスとオブリビオンの間には「竜の火」による防壁が張られており、デイドラによるムンダス干渉は大幅に制限されている。 実際デイドラがムンダス側の人間に「邪神」扱いされたりするのはだいたいこいつらのせい。 一部明らかに性質がデイドラじゃないロードもいるにはいるが。 oblivionをプレイした人ならばまずデイゴン、Tesoも触った人ならモラグ・バルも印象深いだろう。 ちなみにoblivionのオブリビオン次元は全部デイゴンのもの。オンラインは大部分がモラグ・バルのもの。 デイドラロードの派閥を構成するデイドラはロードと身体的特徴が似ている種族であることが多いが、デイゴンとモラグ・バルは複数の種族で構成された大規模な軍団を持つため、やはりこの二柱は邪悪な魔王と言った印象が強い。 現在十六柱の存在が確認されており、そのいずれもが独特の性質と思考を持っている。 一般的な倫理や思想からしたらまず激烈過ぎる(信者に死体食わせたり、信者同士を殺し合わせて楽しんだり)祝福の数々故に悪とされがちである。 まあそもそも定命の者とデイドラでは価値観なんぞ違って当たり前なので、基本的に出逢った時に祝福で利益を得るか、手のひら返されて潰されたり弄ばれたりするかは彼等の気分次第なのだ。 しかし、そんな彼等を敵とみなす人間がいる一方、信奉し崇める定命の者も存在する。 代表的なのはダンマー(ダークエルフ)に手厚く信仰されているアズラ、ボエシア、メファーラ。この3名の信仰は広く知られている事であり、モロウウィンドには聖堂まで構えられている為、文句を言われる事は少ない。 かの3名らにとっても自分達をそうして信仰してくれるダンマーは大事な存在であり、積極的に知恵を授けたりして大昔から何かと世話を焼いているくらいである。 他にもskyrimでプレイヤー(以後形式上ドヴァキンとする)が参加するギルドの内、同胞団は狩りの神としてハーシーンを、盗賊ギルドは夜と闇のノクターナルをそれぞれ信仰している。 それ以外にもオークの神として崇められるマラキャスなど少なからず誰かがデイドラロードを信奉し、ロード側もその信奉に対して時には助け舟を出したりと、何だかんだで自分達を崇めてくれる者には目を掛けているのである。 しかしながら面倒見の良いマラキャスやアズにゃんはともかくとして、永劫出られない図書館行き確定なハルメアス・モラ、信仰にはもれなく永続的な病気持ち&ぼっち嫌われ体質が祝福に与えられるナミラなんかは完全にアウトな気がしないでもない。 勿論、ハーシーンを例に取れば彼の下でずっと狩りを楽しみたいなんてNPCもいるし、ハーシーンに一度は隷属したが何とかして自由になりたいと足掻くNPCもいる。 他のギルドにも同じことが言えるだろう。 そんな様々な定命の者の懐が垣間見れるのも、The Elder Scrollsの魅力であり、デイドラ達の魅力と言えるだろう。 【主要なデイドラロード】 メエルーンズ・デイゴン oblivionプレイヤー御用達の、攻撃的側面を持つロード。 所持する領域は前作の「オブリビオンの領域」として知られる「デッドランド」。そこは荒廃した大地に煮えたぎる溶岩の流れが広がる地獄のテンプレの様な場所。 「破壊」「変革」を司るだけあって隙あらばタムリエルに一番ちょっかい出してるデイドラでもある。そしてその度に時代の英雄らに酷い目に合わされては追い返されるも全く懲りない脳筋気質でもあるが 主な下僕はドレモラとズィヴィライで、特にドレモラの元締めという印象が強く、分かりやすく言えば武闘派ヤクザの親分。 ドレモラ・ズィヴィライ共々どちらも角を生やした鬼のような見た目をしており、戦いを好む戦闘狂な存在。ただしドレモラは非常に頭が良い上に約束を守る武人の様な側面を持つため、魔術師が使い魔として使役する事も多い。 タムリエルに生きる定命の者全てを見下し敵視しているが司るものの関係上無闇矢鱈という訳でもなく、何世代にも渡る泥沼の状況を多大な流血を以て洗い流すように仕向け結果的に次代への下地が出来たりと、何だかんだで彼なりに最高の玩具であるタムリエルには目を掛けている。巻き込まれる定命の者にとってはハタ迷惑この上無いが。 配下を多数従えており、タムリエルでも自らの司るものに当てはまりそうな資質を持つ強者を引き抜こうとしたり、暴れまくる奴を祝福したりする。でも調子に乗ると消されるのがオチ。 それも大抵は自分が唆した定命の者にやらせるのが彼の「分かりやすい邪神」というイメージを一層引き立て、時にはタムリエルを破滅寸前まで追いやる狂信者の集団を生み出してしまうのだから始末が悪い。 彼の秘宝「メエルーンズの剃刀」は超低確率で一撃必殺のダメージを叩き出すダガー。ドラゴンにも効く。 「正義を滅ぼす剣」「キングスレイヤー」等の厨二臭溢れる不穏な別名も多い。 他にも第三期のオブリビオンの動乱にて彼の領域への鍵となる、デイゴン自らが書いたとされるこの世で最も不浄な書物として悪名高い「ザルクセスの神秘の書」、同じくデイゴン自らがタムリエル滅亡の為に鍛え上げるも、巡り巡って自身を倒すのに使われるという皮肉な結果となった「ムーンレイヴァーの剣」等がある。 アズラ バイアズーラ! バイアズーラ!! バイアズーラァァ!!! 通称アズにゃん。 こちらもoblivionプレイヤーには色んな意味で有名な御方。 デイドラ十六柱の主神的な存在であり宵と暁の女神。闇と光の橋渡しをする神秘の領域である「薄暮」と「黎明」を司り、「月影」「薔薇の母」「夜空の女王」とも呼ばれる。 後述のメリディアと並ぶ、邪神と呼ばれない数少ないデイドラロードと言える存在で、大半は異端、忌むべきものとされるデイドラ信仰の中でも割と問題にされる事の少ないお方。 実際、特にダークエルフからはメファーラ、ボエシアと共に「真のトリビュナル」の一柱として信仰を集めてる事は広く知られている。 領域はバラが咲き乱れる広大な庭園「ムーンシャドウ」。生半可な人間では領域の美しさで失明してしまうという。 主な下僕はウィングトワイライト(翼持つ黄昏)と呼ばれる爬虫類とハーピーを足して割ったような女性型デイドラ。 女王様な彼女はわがままながら他人に迷惑をかけない性質らしく、敬虔な信者にはお優しいということもあり上述のダークエルフ達を始めに信奉者も多い。 だが一度キレたら手がつけられず、死にたくても死ねない身体と状況にされたり、一種族まるまる呪われた挙げ句容姿が醜く変わってしまったりする。 中でも不老不死、つまり自分達という存在に近付こうとする輩に対しては異様なまでの攻撃性を示す程。 アズにゃん様もやっぱりデイドラなのだ。 そんな彼女の秘宝は「アズラの星」。 デイドラの秘宝の中では割と広く知られた存在であり、簡単に言えば壊れる事無く無限に使える魂石。 魂の管財人として知られるアズラに相応しい秘宝だろう。 しかし殆どの冒険者はそれをある魔術師が改造した上位互換の物を持ち歩いてるだろう。一介の人間に簡単に弄くられてしまう神の秘宝ェ… サングイン 「快楽」を司るデイドラロード。とにかく食って歌って楽しけりゃ良い!という分かりやすい思想の持ち主。 司るものがものなだけに酒場や賭博場は勿論のこと、娼館といった大人の遊び場にも名前が使われたりする事があるが本人は寧ろ喜んじゃったりしている。 何故か彼だけ数万単位で領域を持つが、大抵は彼と彼の信者らの享楽の為の場所。 Skyrimに登場した「霧の森」もそんな数ある領地の一つである。 そんな思想と行動理念が故に彼の信者には意外な有名人も多く、中にはセプティム朝の正当な血筋の人までいた程。 良くそこらの酒場で人間に化けて飲み明かしているが、飲み比べに付き合おうものならもれなくハングオーバー!史上最悪の二日酔いとなるので注意。 とまあ、聞くだけなら気の良いオッサンの様な存在に思えるだろうが、そこはやっぱりデイドラ十六柱の一人。 そもそもサングインという名前には「陽気」「楽天的」といった明るいものから「血紅色」「血に飢えた」等の血に絡む物騒な意味も持つ、一種のダブルミーニング。 故に自分の起こした事で文字通り血湧き肉躍る様な結末を迎えても笑って楽しむ残忍な面も持ち合わせ、過去には自身の名を冠した27個の贈り物の内26個が一つ一つ盗まれた際には、自分が見込んだ者にその犯人一人一人(=26人)を殺して取り返すよう仕向けるという、定命の者からしたら悪趣味極まる「ショー」を開いたことさえある。 それでも尚サングインの主催する馬鹿騒ぎに最後まで付き合った者に対しては「サングインの薔薇」という、その名の通り薔薇を模した杖をお礼または迷惑料代わりに授けてくれる事があり、能力は振るう者の力量に応じて強力なドレモラを呼び出すという非常に頼りになる一品。 過去には上述のセプティム家の血筋の者の手に渡っていた事もあるが、設定上はこの杖を振るって呼び出されるデイドラはやや制御が甘く凶暴であり、少なくとも半端者が気軽に扱える代物では無いのは確か。 しかも彼の司る快楽は上述の様に、言うなればエンジョイ&エキサイティング!!にどっぷり浸かってるので、正直信者やドヴァキンはただ運がいいだけである。 ハーシーン 「狩猟」を司るデイドラロード。 その通り狩りをこよなく愛し、スカイリムでは名誉ある戦士の一団とされる同胞団、その上層に位置するメンバーであるサークルに大昔から密かに信仰されている。 狩人と獲物は等しく同列にあるというストイックな考えをしており、その祝福は定命の者を人狼、または人熊(ウェアベア)に変貌させる。 人狼は個人差こそあれど変貌しても理性を保てたりする場合が多いが、人熊になってしまった者は完全に正気を失い、同じ人熊以外は例え人狼、同じハーシーンの加護を受けた者ですら獣性のままに襲い、喰らうだけの存在になる為人狼以上に忌み嫌われる。 いずれにせよ彼の手により人の身でありながら獣の血を宿した者は死後魂を囚われ、彼の終わり無き迷宮「ハンティンググラウンド」で狩人と獲物を演じ続けることとなるのだ。 ぶっちゃけ人狼は睡眠障害になるくらいで疾病無効など利点が多く、彼に従うドヴァキンも数知れず。 その考え方故に命令に背いても誉めてくれたりする。 さらに大昔に自分の領域に迷い込んだ人間が、自身の領域の狩人達を倒しつつ数日以上生き延びたのを知った時に、その人間の目の前で自身の皮膚を引き剥がして鎧を作りご褒美として授けた。やだこのデイドラすっげぇストイック。 ちなみに同胞団のアエラ姐さんは「ハーシーンのところで永遠に狩りがしたい」と言い切るほどの熱狂的狩人である。 秘宝はその鎧こと「救世主の皮鎧」。身に付けると魔法と毒への抵抗力を高めてくれる。 または人狼ジャンキーには必須とも言える変身制限を解除してくれる上、設定上は不老長寿にまでなれるという「ハーシーンの指輪」。 通常はどちらか一択なのだが、欲張りな冒険者は彼を騙くらかして二つとも手に入れてしまうとか… ノクターナル 「夜」と「闇」のデイドラロードで、姿を見せるロードの中ではぶっちぎりにエロい。 「暗闇の女皇」「黄昏の女王」等、夕暮れ時に因んだ異名も多数持つ。 実はアズにゃんのお姉ちゃんだったりする。 彼女の領域は影の次元「エバーグローム」 正直あまり人間を見ていないようで、大切な宝を盗まれても怒りが全く見えない、のんびり気質なデイドラ。 ノク「あっそう、頑張ってね」 ドヴァ「…………」 そんな感じなので彼女から物を盗む事は一種の腕試し、力比べと見做されている面も。 勿論バレたら即刻、と言う訳では無いもののそれでも恐ろしい罰を与える辺りはやっぱりデイドラ。 またデイドラの中では唯一、定命の者とのかなりディープな色恋沙汰があったという何ともロマンチックなエピソードまである為、他のデイドラロード達とはまた違う視点でタムリエルを見ているのかもしれない。 とは言え彼女は幸運や不運といった「運」そのものを司ると言う、デイドラロードの中でもアズラやハルメアス・モラに次ぐ屈指の力の持ち主であり、特に盗賊を始め裏家業の人間にとっては明日のおまんまを握っていると言っても過言では無く、彼女自身も直属の使徒として自ら選んだ凄腕中の凄腕の盗賊で構成される「ナイチンゲール」を従え、ある程度の制御を行うなど盗賊業に関わりが深い。 その使命の中で死したナイチンゲールの者は彼女の領域に招かれ、世界の影と一つとなりそこから盗賊達を見守り続けていくとされる。 勿論その役目を勝手に破棄し、あまつさえ裏切る様な真似をすればそうでは無いどころか同じナイチンゲールからの粛清が待っているのだが。 そして彼女の秘宝はこの世に存在するありとあらゆる鍵どころか、持つ者の秘められた力や運命まで開けてしまうと言われるトンデモアイテム「不壊のピック」。 プレイヤーが使うと絶対壊れないロックピックとなるが、ロックピック自体非常に安価であり、開錠に失敗したときもわずかに開錠スキルが上がるので実はそこまで有用でもない。 スカイリムではこの秘宝を巡り、プレイヤーは一騒動に巻き込まれる。 他には「ノクターナルの灰色頭巾」という、身に付けた者に決して捕まる事のない影の力を与えてくれる物も所有しているが、その力の代償としてありとあらゆる人々からその存在を忘れられてしまうという、あまりにも悲劇的なものであった…早い話がドラえもんの石ころ帽子である + ESOネタバレ注意! そんな彼女の恐ろしさはESOの拡張パック「クロックワークシティ」「サマーセット」で発揮される。 まず「クロックワークシティ」ではトリビュナルの一人ソーサ・シルを捕らえ、彼が作り上げた生命力をエネルギーに変換し取り出す技術を奪うと、「サマーセット」では何とクラヴィカス・ヴァイルとメファーラを唆して同盟を組み、あまつさえ利用するだけ利用してチャンスが訪れたと見るや即座に裏切り、そうしてサマーセット島にある複数の次元を跨いで存在するとされる「水晶の塔」を占拠。 ソーサ・シルから奪った技術と塔に秘められた力を用いて、惑星ニルンその物を己の手で望むままに作り替えようと試みた。 当然ながらそれはタムリエルの全生命体の滅亡を意味しており、断固阻止すべく動いたプレイヤーの活躍により敵味方共に多大な犠牲を払いながらもどうにかノクターナルの野望は打ち砕かれる。 こうして危機は去ったものの、そのあまりにも凄まじい悪役ぶりに特にオブリビオンやスカイリム等過去作を経験していたプレイヤーらからは「今までのあれは児戯ですら無かった」「本性は恐ろしく奸智に長けた冷酷極まりない邪神」と、評価を一変させ戦慄される程であった。 メファーラ 「殺人」「性交」「秘密」を司り、死を弄ぶ凶悪なデイドラ。両性具有。 司るものがやや物騒であるがこれでもダークエルフ達から深く信仰される「真のトリビュナル」の一柱。 ボエシア同様、数で劣る種族であるダークエルフに戦で勝つ為の方法として暗殺という手段を授け、それが長じてかつてはモロウウィンド地方を中心に闇の一党と勢力を二分する程だったダークエルフの暗殺者の組織「モラグ・トング」を自ら設立している。 水晶のトンネルが蜘蛛の巣の如く張り巡らされた領域「ウェブ」を持つ。 主な下僕は蜘蛛の体から女性の上半身が生えたスパイダーデイドラという種族。 絶望や失意に打ちのめされた定命の者の死をこよなく愛し、その性質は信奉する者達、ドヴァキンにも非常に辛辣な形で関わってくる。 その秘宝は刀の形状をした両手剣「黒檀の剣」(プレイヤーが作成出来る物とは別物)なのだが、手に入れた際にはその力は全く発揮されない。 真の能力を復活させるには、なんと友好関係にあるNPCを多数斬り殺すことが必要になるのだ。 数ある秘宝の中でも一番面倒くさい秘宝だろう。 ドヴァ「コンソール>Resurrect」 メファ「おい止めろ」 ドヴァ「なら物乞いに施ししてから闇討ちして死霊術掛けてリスキルな。特に例の銀鉱の街のアイツとか」 メファ「鬼か」 メリディア 他のロードとは明らかに異質な、善の側面が強いデイドラロード。「生命」と「活力」を司る。 不死の存在でありながら不死やアンデッドを極端に嫌い、他のデイドラロードと敵対関係にある。 そのあまりの光っぷりに神学者達も「こいつ絶対デイドラじゃねえ、エイドラ(対の存在で人間の神)だろ」とさえ言われている。 しかしその信仰はそのエイドラ(主に九大神)や他のデイドラに吸われ、今では廃れまくり荒れまくりで実際ドヴァキンに愚痴ったりする、可哀想。 ちなみに逆らえば殺すというスタンスはデイドラ共通。また、かつて世界を混乱に陥れたウマリル王に協力した過去もある。 彼女の領域は「カラードルーム」と呼ばれる。色彩豊かな海底のような空間。 下僕は大斧を持つ大柄な騎士オーロラン。ウマリル王も彼女の力でこれに似た姿となっている。 彼女の秘宝「ドーンブレイカー」は柄の中心に疑似太陽を収め、そこから溢れる光の力を刀身に湛える剣。 吸血鬼を始めとしたアンデッド系の敵にのみ炎ダメージを与える他、退散効果を与え時にはトドメを刺すと大爆発を起こして塵にしてしまうと、徹底的な対アンデッド特化武器である。 過去作では姿を消し速く走れるようになる「カジートの指輪」という物をくれた。 シェオゴラス 誰が呼んだかキチガイロード。またの名をマッドゴッド。最高にハイ!てやつだぁぁぁぁぁ!!な感じのぶっ飛び過ぎなデイドラロード。 勿論司るものは「狂気」である。 彼の領域は緑豊かな狂気の大陸「シヴァリング・アイルズ」。陰鬱な湿地帯のディメンシア領と色とりどりの木々が生い茂る温帯のマニア領に分かれており、住民も陰キャラはディメンシア側、陽キャラはマニア側で分かれている。 かつてはハイエルフ達の故郷であるサマーセット諸島の一部を領域へと取り込んでいた。 下僕は聖騎士ゴールド・セイントと暗黒騎士ダーク・セデューサー。領域内にて憲兵代わりに悪事を取り締まったり、領域に攻め入る敵より守護を行う女騎士達である。 その性質は「狂ってる」の一言に尽きる。 国一つ完全に堕落に堕としてみたかと思えば、そこいらの少年に知識と秘宝与えて完全な狂人に調教してみたり、果てや思い付きでモーンホールドに隕石を投げ込んで滅ぼそうとしてみたりと、そのエピソードは枚挙に暇がない。 彼に魅入られた狂王ペラギウスは、死した今でも彼の玩具である。 どうもセリフから察するに前作の主人公である「クヴァッチの英雄」を知っているようだが…しかもまるで自分自身であるかのごとく語る。 ちなみに元々は聡明だったらしいが、その強大な力を恐れた他のデイドラロードが彼を狂気に駆り立てたらしい。 まぁ実際は秩序にうるさくて自分のルールを押し付けてくるウザったい性格が、基本的に快楽主義な他のデイドラに嫌われ、皆から狂気の呪いをかけられたわけだが。 しかし定期的に(それでも数千年単位だが)彼の呪いが解けるらしく、その際は本来の姿である水晶の巨人のような「ジャガラク」になりとりあえず軍勢を率いてシヴァリング・アイルズを滅ぼしておく。 ……ちなみに、狂気にかられた彼の発言なので信憑性は薄いものの、本人曰くシェオゴラスとは「数千年事に力が受け継がれ、世襲されるもの」という衝撃の設定がSkyrimで明かされている。 …この事から、シェオゴラスとは『ジャガラクというデイドラが皆の狂気の呪いを受けて堕ちた姿』というよりも、デイドラ達のかけた“狂気の呪い”そのものと言った方が合点が行くかもしれない。 (我らがクヴァッチの英雄がジャガラクから狂気の呪いを解き放った後も、存在が共存している為にその可能性は非常に高い) とは言えそれを差し引いてもデイドラロードの中ではモラやアズラ、ノクターナルと並ぶ最上位の一角で、司るものが司るものなだけに最も警戒しなければならない悪神というのが一般的。 代表的な二つ名「狂気の王」の他にも上述の「マッドゴッド」や「不在の主」等の様々な呼称を持ち、更にはエルスウェーア地方に於いては理性でコントロール出来ない本能を司る神として「スクゥーマ・キャット」「シェッゴラス」という名の下、神殿を設けられカジート達から崇拝されると同時に恐れられている。 ESOではそのカジートの神としての一面が強調されており、紫色のもっふもふな毛並みと円らな瞳を持ちお馴染みの衣装を模したケープを羽織った猫という、猫好きが悶絶しかねないような何とも愛くるしい姿で顕現してみせた。 本人曰く抗い切れない程に猫としての性質に引っ張られてしまってるようで、一人称も「オレサマ」だったりと狂気というよりは生意気なガキンチョのような素振りが目立つ。 他にも同盟戦争(*1)に面白がってこっそり参加して介入し、あまつさえマラキャスからヴォレンドラングを借りパク+細工をしてプレイヤーに与えたり、後の世でも伝説の魔術師として名高いシャリドールが研究用として魔術師ギルドの為に確保していた島を丸ごと盗んで彼から大きな恨みを買ったりと好き放題しまくっている。 彼の代表的な秘宝「ワバジャック」は一言で言うなら「パルプンテ」、まさに何をしでかすか分からない狂気の杖。 他にも振るうと周囲の時の流れを止めてしまう「シェオゴラスの杖」、彼自らの手で書き記され、この世のありとあらゆる狂人の知見を詰め込まれたとされる、読んだ者に計り知れない力と知識を授ける…かも知れない書物「フォリウム・ディスコニタム」といったガチな代物から、一見すれば何の変哲もない二股のフォークでありながら、その実は定命の者は触れただけで総毛立ち悶絶しかねない程の濃密なオブリビオンの臭気を放つ呪いが掛けられた「鳥肌の立つフォーク」といったタチの悪いジョークグッズじみた物まである。 マラキャス オークの絶対的な信仰を得ているデイドラロード。 オーク以外にもありとあらゆる拒絶・追放された人々の後見人としての側面を持つ。 全てが塵で構成された世界「アッシュピット」を領域に持ち、常人には絶対に辿り着けぬ場所とされている。 オークの中でも勇敢な最期を遂げた者の魂はこの領域に招かれ巨大な鍛冶場「アッシュフォージ」にて「焼き直しの儀式」という、魂を鍛冶炉に投げ込まれ生前まで抱えていた恨み辛みの全てを燃やし浄めた後、先人らと共に尽きる事の無い豪勢な食事と戦いの場を与えられ、千人もの妻を娶り暮らせるというオークにとっての天国が待っているという伝承がある。 彼は一説によればエイドラ出身で他のデイドラロードの排泄物から復活、その復讐の為に対デイドラ装備を造ったりしてるデイドラぼっち。 他のデイドラロード達からも柱の一人とは見做されてないが、それでも定命の者から十六柱の一人に数えられてるだけの次元の違う力は持っている。 同じく他種に蛇蝎の如く嫌われるオーク族の崇拝も、自分達を愛してくれる無二の存在だからなのだろう。 実際デイドラロードと言われながら、「マラキャスの掟」という道徳や正義、守るべき法を纏めたかなりまともな善法を口頭でオークに授けてすらいる。 オーク族のドヴァキンへのデレはなかなか見物。 主な下僕はオグリムというドラクエのトロルのような巨漢デイドラ。 だがオークには優しいっちゃ優しいのだがさすがに限度はある模様で、ヤマーズというヘタレ極まるオーク族長を部族ごと呪ったりもしている。 しかし、それでもなおヤマーズ族長を最後の最後まで見捨てなかったり、ヤマーズが死した後で残った部族に対しても「何とか鍛えてやらねば」と力強く言うなど彼のオーク愛はガチである。 彼の代表的な秘宝は「ヴォレンドラング」 所有者は彼だが作ったのは今は滅びたドワーフ(ドゥーマー)と呼ばれるエルフの一種族で、昔そのドゥーマーのある部族が戦に敗れ住む土地を失った時、これを天高く放り投げて落ちた先に向かいそこを新たな住処としたと言う逸話を持つ巨大な戦槌。 その一撃は相手の活力にまで浸透し、奪い取って使い手に与え更に振るう力を漲らせるという。 そしてそのヴォレンドラングが落ちた地こそ今ではタムリエルの人間種族の一つレッドガードの発祥の地である「ハンマーフェル」であり、レッドガードからすれば種族そのものの創生に関わるも同然の秘宝であるが、それがどうしてマラキャスの手に渡り彼の所有物となったのかは今の所不明。 また上述のようにデイドラでありながらデイドラ嫌いを拗らせた結果「デイドラの災厄」というものも作っており、その一撃はデイドラロードであろうと強制的にオブリビオンへ叩き返してしまうというトンデモ品。 ハルメアス・モラ 何とも名状し難い見た目をしたデイドラロード。 形がわかりづらいって人は「玉ねぎにカニのハサミを生やしてタコの足を生やした感じのいあいあな生き物」を想像しとけばいいよ。だいたいあってる。 但し今作で主人公にコンタクトを図る際の姿は「黒いオーラ状の何か目玉と触手が付いた不定形の存在」として、TESOでは黒い渦の中から現れるシュ◯ゴラスといった感じの見た目であらわれる。SAN値減りそう。 「知識」を司り、TES世界のありとあらゆる禁断の知識を自身の領域である「アポクリファ」に本として蔵書している。 故に学者を始めとした知識人、魔術師に信者がとても多く、そういった者達がグループを組めば一人か二人は信者が混じるとまで言われる程。 とはいえそれを役立ててるとか言われればそうではなく、単に集めては誰にも見せずしまい込んでるだけという、定命の者の視点からすればかなりタチの悪いコレクター気質。思い当たる節があるドヴァキン諸氏は手を上げようか どれ程些細な事であろうと自分の知らぬ事があるのが断じて許せないという面倒臭さっぷりであり、例えを上げるならモラも知っている国家クラスの最重要機密か、モラの知らぬドヴァキンの手料理レシピかのどちらかを差し出すなら迷わず後者を選ぶだろうと言っても良い位の執着ぶりである。 とは言えモラ曰く「知識の代償は知識だ」という事で、自分の知らぬ知識を差し出した者に対してはその膨大極まる蔵書から答えを出してくれたりと、何だかんだで約束を守ったり礼をしたりで彼なりの基準ではあるが結構律儀な所も。 加えてその姿勢故に知識の保全もまた重視しており、それが失われかねない事態が起きようとしている場合は自分の信者等目を掛けた者を派遣して防ごうとしたりと、やはり善神としての側面も少しながら持っている。 そんな彼の世界は話だけを聞くと図書館か書庫みたいな所を想像するかもしれないが、実際は「網目状の床と壁で構成され、本が柱になってたり竜巻となって高速回転しながら吹き抜け、何か触手が所々から生えてて、ついでにおっかないバケモノが徘徊している。」という恐ろしい場所。 下僕はそんなおっかないバケモノこと半魚人ルーカーと浮遊する軟体クリーチャーのシーカー。どっちもいあいあでSAN値!ピンチ!な見た目をしている。 この領域は知識に飢えた者が最後に辿り着き、死しても尚永遠の読書に耽けて彷徨う場所とされているので、もしかしたらそうしたクリーチャー達も元は定命の者だったのかもしれない。 彼の秘宝「オグマ・インフィニウム」はそんな彼の知識の片鱗を人間に理解できるレベルに訳して書き記した魔導書。その表紙はありとあらゆる生き物の皮をツギハギして作られていると言う。 読むと戦士系スキル全般、盗賊系スキル全般、魔導師系スキル全般のどれか1カテゴリーだけ上昇させる。 更にDLC「DragonBorn」では「黒の書」なる物も登場。その名の通り漆黒の表紙にモラを模した紋章が刻まれた古びた本。 その実態はアポクリファへの出入り口。ページを開くと触手が絡み付いて引きずり込まれ、常人なら大抵は戻れないか運良く脱出出来たとしても発狂するのがオチ。 しかし見事『読破』出来た者は強大な力を得るとされ、探し求める輩は後を絶たないと言う。 ボエシア 「虚偽」「策謀」「暗殺」「反逆」を司る。 シロディールでは斧を持った男性の姿で像が作られているが、実は性別不明でドヴァキンのにはババア声でコンタクトを取る。 信者に非常に厳しい事で有名で、フォロワーを生贄に捧げさせたり、きまぐれで信者達にバトルロワイヤルをしょっちゅう強いる。 教えに反して世の為人の為に尽くそうとする信者は勿論、反逆を司る性質からか一から十まで言うことをクソ真面目にきく信者も抹殺される。 一方で良く言えば自立的、悪く言えば多少反抗的な信者を可愛がる傾向がある。 これでもアズラやメファーラと並び、善のデイドラとしてダークエルフ(正確にはその祖先)から信仰されている「真のトリビュナル」の一柱。 中でもダークエルフ贔屓を堂々と公言しているだけあり彼らに対する寵愛は手厚く、反骨精神を叩き込んだり、帝国が存在する以前の苦境に立たされた彼らに対して知略を授け、建築の方法や固有の文化を作らせるなど様々な手助けを行ない、更には彼らの障害であったエイドラの一柱を決闘で討ち取った挙げ句食ったりしている。 その後出したウンコがマラキャスであるのはあまりにも有名。 支配領域の名は「アトリビューション・シェア」、または「スネークマウント」と呼ばれる、巨大な塔や迷宮、庭園等が乱立し叛乱や裏切りが絶えず起こっているという、ボエシアの司るものらしい危険地域である。 アーティファクトは「黒檀の鎖帷子」。身に付けると足音が消えて忍び寄りやすくなる上、敵意を持って近付く相手を鎧から吹き出す黒い霧で毒に冒し体力をゴリゴリ削ると言う、ボエシアの司る性質の体現のような防具。 故に持ち主を破滅に追いやってはコロコロ変えると伝えられるガチの呪いの防具でもある。 でも殴り合いの時は外しておかないと「スタァァァップ!!」されるぞ!、ドヴァキンとの約束だ! 過去作では時のタムリエルの皇帝も手にした事がある、炎の力を持つ妖刀「ゴールドブランド」という物も貰えた。 モラグ・バル 「誰に頼まれてここに来た!?」 「モラグ・バル(威圧)」 「支配」や「奴隷」などを司るデイドラ。見た目は金棒のようなメイスを持った上半身裸の鬼。 彼の領域「コールドハーバー」は、タムリエルと似ているものの空気が凍てつき大地が溶けた風景だという。 デッドランドとは真逆で水が多く、タムリエルから大地ごと拉致した街や洞窟などが各所に見られる。 人間は魂を抜かれてしまい抜け殻となり、奴隷として働かされたり嗜虐心を満たすための玩具として扱われる。 元々デイドロスという種の、いかついワニの頭に人の体をしたデイドラの一個体からロードにまで成り上がった叩き上げ。 タムリエルには度々ちょっかいを出しているが、破壊を司るデイゴンと違いあくまでも支配、隷属が目的。 とは言ってもこの御方は拷問大好きなのでデイゴンよりマシかと聞かれると微妙なところである。 TESシリーズの吸血鬼は本来は彼の祝福の力なのだが、他のデイドラ達の関与で伝染病としてタムリエルに蔓延している。 なぜそんな事をするのかという理由はエイドラ達が定命の者らの死を支配するのはあまりに高慢であるという彼の持論、反骨精神から来るものであり、デイゴン同様僅かではあるが善の側面も持っている。 ボエシアとは不倶戴天の宿敵。彼の信者が屈服するまで殺し続け、服従したらさっさと殺す真正ドS。 メリディアにはコールドハーバーに勝手に人間の街を作られてしまいこちらも対立中である。 更に特筆すべきは、彼が司るものには強姦も含まれているということ。 強姦の神というある意味凄まじい二つ名を持つ様に、例えば定命の者を純血の吸血鬼に変える儀式もレイプである。男であろうが女であろうが。 …この内女の方は「コールドハーバーの娘」と信者は勿論、同族の吸血鬼達からも特別視され、その血には他の吸血鬼には無い邪悪かつ強大な力を宿しているとされる。 敢えて自分が最も忌み嫌うアーケイの信者の女性の純血を恐怖と暴力を以て奪っただけでなく、途中で命が尽きても亡骸を徹底的に凌辱し続け、最終的にはタムリエル史上初の吸血鬼へと変えて蘇らせたり、極めつけはふたなり現人神(おっさん)を犯して種付けし出産までさせるといえば、彼の次元が違うなんてもんじゃない悪食ぶりが分かるか。 くれぐれも「Morag Bal Vivec」などで検索しないように・・・ 娘にモラグ・グルンダという女性型デイドラがおり、かなり溺愛している模様。 しかしながらグルンダの種族は翼持つ黄昏なのでデイドロスのパパと血が繋がっているかは正直疑問。 ちなみに配下にモラグ性のデイドラは複数人存在するがいずれも女性型。 上記の「コールドハーバーの娘」と同じ流れなような気がしなくもない。 秘宝はその名も「モラグ・バルのメイス」 持ち主に因んで「吸血鬼のメイス」などとも呼ばれる悍ましい造形の邪悪な武器であり、その一撃は受けた者から血と共に魔力、更には魂の欠片まで流出させ、文字通りの骨抜きにしてしまうという。 上記の信者イジメもこれでやらされる。 Skyrimの時代からおよそ1000年前の第二紀ではタムリエル全土で暴れまわっており、その時代が舞台となるオンラインタイトル「The elder scrolls online」ではメインボスを務める。 タムリエル上空にコールドハーバーに繋がるゲートを開き、「ダークアンカー」という特殊な製法で作られた巨大な鎖と錨をゲートからタムリエルの信者によって設置された「ドルメン」と呼ばれるポイントに落下させ、ゲートが閉じないよう安定させて大量のデイドラを送り込みタムリエルの侵攻を目論んだ。TESOのPVで出てくる錨がこれである。 また、独自の部下にシヴキンという白い鎧を着た連中がおり、ドレモラが一般兵でシヴキンがエリート部隊と言った感じのようだ。 ナミラ 「暗闇」と「嫌悪」を司るデイドラロード。 不治の病、物乞い、ブサイク、ぼっち、etc... 醜いものや疎まれるものは彼女の庇護下にあるとされ、故に彼女を「タムリエルで一番慈悲深い神」と信仰する者も少なくない。 乞食のような出で立ちの女性の姿とされているが、たゆまぬ醜さへの追求のおかげか、スカイリムではクリーチャーのような姿で祀られている。 支配領域の「スキャトリング・ヴォイド」は果てしない砂漠が広がる孤島であり、現世にも留まれぬがさりとて昇天も出来ぬ亡者達で溢れ、その悲痛な叫びが木霊する悍ましい地であるという。 かつてとある王子が物乞いに化けて現界した彼女と出会い、ボロボロになるまで彼女へ「相続権無いけど王子として国をちゃんと守る為の力と財産得る力下さい!オナシャス!」と一ヶ月近く頼み込んだ結果、「いい信心です、感動的です、特に無意味でもありません」とご褒美に加護を与えてくれた。 が、その加護は「最低一つは病に苦しむけど好きな病気のフリが出来て、誰にも関心を持たれなくなり、しかし哀れみや同情はいっぱい貰えるようになる」という「これ加護ってより呪いじゃね?」な代物だった。 しかし、任意の病気のフリが出来て憐れまれるので施しのお金を沢山貰え、誰も彼を気にしなくなるので重要な情報を彼の側で話してしまう様になり、国を裏から支える「物乞いの王子」として貢献出来る様になったとか。罰ゲームにしか見えねえなこれ…。 奇妙な肉が大好きな人達 の保護も彼女の領分であり、「幼き日のドヴァキンの初体験 」という衝撃の過去を暴き立て、それを見込んだ信者達がありがた迷惑な晩餐会を開いてくれる。 そしてその晩餐会を大成功に収めた暁に貰える秘宝は「ナミラの指輪」。 これを装備するといつでも取れたて新鮮な奇妙な肉をモグモグして体力回復+自然治癒力上昇が出来るようになると言うヤバさぶっちぎりな代物。 勿論モグモグしてる所を見付かると犯罪になるのでご利用は計画的に。 ヴァーミルナ 「夢」と「記憶」を司るデイドラロード。 両肩から先が蛇になったローブを纏った老婆の姿で知られているが、本人自身は自在に姿を変えられるという。 領域「クァグマイア」は数分おきに光景が一変するという精神的にキツい世界。 定命の者に悪夢を見せその者の記憶を蒐集する。そのせいで一つの町で住人全員が寝不足になることも。 眉唾ではあるが一節にはエイドラの一人、魔術の神マグナスとは繋がりがあるとされ、反発の果てに彼の元を去った娘とも。 また彼女の常用する杖やローブはマグナスの手製だとも言われているがこれも裏付ける説はない。 アーティファクトの「堕落のドクロ」は悪夢を見せることで力を増す破壊魔法の杖だが、かつては対象のドッペルゲンガーを作る魔法だった。 実は『ヴァーミルナ』は誤読。原語の綴りは"Vaermina"で正しくは『ヴァ(ー)ルミナ』『ヴァーミーナ』あたり。 とある書籍で『バエアニマ』とも呼ばれているがこれも恐らく誤りだろう。 クラヴィカス・ヴァイル 「契約」と「対価」を司るデイドラロード。故に定命の者の社会とは絶対に切り離せない存在とされている。 子鬼の様な姿をしておりバルバスと呼ばれる人語を話す犬を連れている。 「悔恨の草原」という領域を持ち、そこは一見のどかな田園地帯が広がるが時折宙に浮く半壊した塔等の光景や、強烈な腐臭の漂う風が吹くという異様な地だが、それさえ除けば他のデイドラロードの領域と比べかなり穏やかな雰囲気。 多くの逸話で契約を交わした者の願いを叶えてくれるが、最悪のタイミングで対価を求めに現れ破滅させている、非常にタチの悪いデイドラ。 性格も何処か子供っぽくプライドも相応に高く、上述のように契約した相手を出し抜くことを何よりも好むが自分がそうされるのは許せないという困った所があり、ESOではノクターナルの企みに勿論自分が美味しい所を掻っ攫うつもりで付き合うも、まんまと騙された事に怒り心頭となってその企みを阻止すべく動いたプレイヤーに利害一致から手を貸したりもした。 お供のバルバスは実は元定命の者。ひょうきんな性格でクラヴィカスより融通が利く。 また配下として「スカーフィン」という黄金色の肌に長い角を持つデイドラを従えており、手鏡を用いてコミュニケーションを取ったり草原で寝転がっていたりとノスタルジックな暮らしを送っている。 武具コレクターでもあり、曰く付きアーティファクトの回収を頼まれる。 その趣味のせいでタムリエルが滅亡しかけたこともある。 が、おつかいを任せたプレイヤーが途中で魔剣に魅了されたり、一緒に送り出したバルバスを連れ回して相棒にされちゃったりして収集の進捗は今ひとつな印象を受ける。 報酬に貰える「クラヴィカスの仮面」が「身につけた者の魅力をアップさせるブサイクな仮面」という微妙な物なのもそれを助長する一因である。 また過去には上述のタムリエルを滅亡させかけた曰く付きアーティファクトこと意思持つ魔剣「ウンブラ」も作っているが、こちらは現在は力の大半を奪われた上に逃げられて行方知れずとなっている。 ペライト 「秩序」と「病」を司るデイドラロード。 首の長い四足のドラゴンの姿をとる。 オブリビオン最下層領域『ピッツ』を支配するが、オブリビオン全体の管理も担っている。 オブリビオンで迷子になった信者を探したり、非常に面倒見がいいからか信者から『親方』とも呼ばれている。 一方で信者を媒介に伝染病を広めようと企てたり、裏切り者は抹殺したりと、いかにもデイドラらしい側面も見られる。 他のデイドラと重複する要素を持つが、、不治の病はナミラで治る病はペライト、他のデイドラに喧嘩を売って秩序を保つのがジャガラグ、他のデイドラと折り合いをつけて秩序を保つのがペライト、といったニュアンスか。 彼の秘宝「スペルブレイカー」は構えると魔力のバリアが発生し魔法攻撃もシャウトもガードする、脳筋にはありがたい盾。 但し調子に乗って受けすぎるとバリアが破れ大きな隙を晒す為、ここぞと言う時に構えるのが正しい使い方。 一見すればドゥーマー製の代物にしか見えないが制作したのはちゃんとペライト本人であり、第一紀初期にアークメイジのシャリドールが単身ドゥーマーのロアーケン氏族との決戦に挑んだ際に用いた、とされる逸話を持つ。 故にタムリエルに現存するアーティファクトの中では最古の存在の一つとされ、今でも尚最初の所有者を探し求めて時代の英雄らの手を渡り歩いており、一つ所に留まる事は少ないという。 地味にナンバリングタイトルで皆勤賞を成し遂げてる秘宝だったりする。 ※番外 アイディール・マスター その正体は不明(デイドラであるかすらハッキリしない)だがオブリビオン次元に独自の領域を持つ事から、上のロード達に次ぐ高位の存在であると思われている。 ある人物曰わく「呼吸をするのと同じように」あらゆる種の魂を集める事を命題とし、領域「ソウル・ケルン」には付呪(*2)や死霊術(*3)で捧げられた魂達とそれを監視する強力なアンデッドが跋扈する、定命の者には決して入る事を許されぬ正真正銘の「魔界」 またアイディール・マスターの性質も極めて狡猾でずる賢く、何とドラゴンを相手に詐欺をして数世紀に渡る間ソウル・ケルンに閉じ込め下僕とする等、タチの悪さならだけならクラヴィカス・ヴァイルを上回るかもしれない。 …もっともそんな場所へすら(初回は人の手を借りねばならないが)平然と殴り込み、向かってくるアンデッド達を薙ぎ倒して眠るお宝を根こそぎ頂いた挙げ句マスターの鼻っ柱をへし折る様な真似をして帰って行くドヴァキンは何者なのだろう。 イセリア TESOにて存在が言及された、「運命」と「時空」を司る17体目(*4)のデイドラロード。「彼女」と称されるため、おそらく女性のデイドラ。 運命や時空を自在に操る権能を持ち、思うがままに様々な事象を自分の思い通りに歪めていたという。 あまりにも強大かつ何をしでかすかわからない存在だったので、そのうちニルンどころか時空そのものも荒らすのではないかとハルメアス・モラが危惧。 大事に至る前に彼が「この世に存在するイセリアに関連した記録全ての抹消」を行い、彼女を実質的に封印することで事なきを得たという。 そのため、彼女の事を知っているのは今ではハルメアス・モラと、彼より直接教えてもらったTESO主人公のみという状況にある。 追記・修正はデイドラの秘宝を全て手にしたドヴァキンにお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] これ以外にボエシア、モラグ・バル、クラヴィカス・ヴァイル、ナミラ、ヴァーミルナ、ペライトといるけど、旧wikiには全員分書いてなかったっけ? -- 名無しさん (2014-04-29 16 48 09) 旧wikiだとマラキャスまでしか無かったよ。たしかそのあたりで項目の文字数が限界で書けなかったから。編集のやり方がわからんが、今なら全員分いけるんじゃね? -- 名無しさん (2014-05-02 19 05 02) 残りのデイドラ分も作るのですか? -- 名無しさん (2014-06-06 18 27 46) とりあえずテキトーだけど作ってみた。スカイリムしかやってないし日本語の書籍や資料をざっくりだから間違ってるところもあるかもしれん -- 名無しさん (2014-06-09 22 28 18) ノクタナールは人間に無関心というか放任主義のオカンって感じかなぁ。 -- 名無しさん (2014-06-10 12 41 32) おお、ロード全員分できたんだ、GJ。デイゴンの剃刀って1%で即死らしいけど、モーションの早いダガーだから個人的に10~20%くらいに感じるんだよなぁ……。何より運が良ければラスボスすら一撃必殺なのが恐ろしい。スペルブレイカーはエンシェントドラゴンのブレスを正面から防ぐし、デイドラアーティファクトは面白い性能なのが多いから使ってて楽しい。 -- 名無しさん (2014-06-26 14 20 43) エイドラの項目も旧Wikiにあったっけ?無いなら立ててみようかな -- 名無しさん (2014-07-08 08 14 59) エイドラは無かったな。TES系列は膝に矢とコレだけだった気がする。まぁエイドラってほとんど直接かかわらないから影薄いし……。 -- 名無しさん (2014-07-08 11 10 40) タロスも微妙にデイドラっぽいんだよなぁ。ソブンガルデがオブリビオンの可能性があるし -- 名無しさん (2015-02-11 08 32 08) 堕落のドクロの弱体化ぶりが酷い -- 名無しさん (2015-02-15 10 56 27) ↑2 なんか勘違いしてるみたいだけどソブンガルデはショール(ロルカーン)の領域でタロスの領域じゃない。あと、オブリビオンの九大神の騎士とかをみるにエイドラで間違いない。 -- 名無しさん (2015-02-15 11 05 18) マラキャスの「同じく他種に蛇蝎の如く嫌われるオーク族の崇拝も、自分達を愛してくれる無二の存在だからなのだろう」ってのはちょい違って -- 名無しさん (2015-10-16 18 35 33) マラキャスがエイドラのときからオークたちはマラキャスを崇拝してて、彼が排泄物からよみがえったときにオークたちもあの姿になったってどっかに書いてあった気がする。途中送信スマソ。 -- 上の続きです (2015-10-16 18 38 33) メファーラの剣はとある街のクッソ腹立つ乞食に取り敢えず施しをする→夜中に寝込みを襲う→達人の死霊術魔法or死霊術の杖でひたすらリスキルして終わらせたな -- 名無しさん (2016-12-06 10 34 19) まさかと思うが、デイドラの元ネタってウォーハンマーのケイオスかな?悪魔っぽい見た目に不死身だし。性格的にはデイドラの方がましだけどな。 -- 名無しさん (2019-07-13 08 05 32) きまぐれに人を救い、きまぐれに気に入らない相手を破滅させる、まさにプレイヤーの化身 -- 名無しさん (2019-09-24 15 11 41) Skyrimのシェオゴラスが一番まともだな。今のところはそんなに悪事はやってないし -- 名無しさん (2019-11-20 11 44 46) ペライトはどちらかというと「治る病」ではなく「伝染病」を司ってる様に見えるけど… -- 名無しさん (2020-12-20 17 21 58) メリディアってESOに二回も登場しているとは知らんかった。それだけ人気あるってことか。あの光輝く姿が本来の姿なのかな。翼を生やして青いドレスを着ているという説もあるようだけど。どれが正しいのかわからん。神だから姿を変えられるから本来の姿は光そのものなのかな? -- 名無しさん (2022-02-20 19 34 19) 稚拙な説明文(言葉遣い)が本当に不快だわ。アズ「にゃん」とかきもすぎでしょ... -- 名無しさん (2022-07-28 02 16 31) こういうノリが嫌いなら端からアニオタWikiなんか見なきゃいいのに -- 名無しさん (2023-04-06 21 15 15) ↑x3 エルダースクロール2作目では、青いドレス着た女性の姿で現れてるらしい。女性を思わせる容姿なら何でもとれるのかも -- 名無しさん (2023-12-24 16 50 04) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/skyrim_jp/pages/29.html
日本語化ツールについては、日本語化手順を参照。 ゲームデータから16進数ID付テキストを抽出するツール Googleスプレッドから直接ゲーム用データを作成するツール (SkyrimStringGenerator) Excelファイルからゲーム用データを作成するツール (Excel2STRINGS) TESsnip Skyrim翻訳プロジェクト版フリーフォント+UI MOD TES5Exporter ゲームデータから16進数ID付テキストを抽出するツール 78 名前:名無し翻訳者さん[sage] 投稿日:2011/11/30(水) 08 35 57 ID CMb9XxQI スレで本の原文データ修復の話を見ていて、そういえばSTRINGSをUnpackする際に 16進形式にするのがなかったかなと思ったので、Pack/Unpack両方とも16進形式に 対応してみました。 /Bオプションを指定すると16進になります。 http //sites.google.com/site/jpmodfiles/localize/skyrim Googleスプレッドから直接ゲーム用データを作成するツール (SkyrimStringGenerator) GoogleのログインIDとパスワードが必要です 215 名前:名無し翻訳者さん[] 投稿日:2012/02/13(月) 10 48 13 ID z4hHTfRg 211 修正しました。確認お願いします。 http //ux.getuploader.com/skyrimJP/download/159/SkyrimStringGenerator+_2012_02_12_1.zip 最初、この固有名詞置換はもっとシンプルなものを想定しており 「アルファベット+記号数種類」を許容範囲にしてました。 そして、その数種類の記号の中にセミコロンが入っていなかった、というのが原因です。 今回の修正で"[" "]" 以外の文字全てを固有名詞として許容するようにしました。 ここまで広いと、また別の想定外な問題が出そうですが、 とりあえずこれで使ってみてください。 137 名前:名無し翻訳者さん[] 投稿日:2011/12/15(木) 02 24 43 ID L95g1EIs [2/2] 文頭の空白はそのままにするようにしたので使ってみてください。 文末空白は意図しないものと思われるので相変わらず除去します。 http //ux.getuploader.com/skyrimJP/download/133/SkyrimStringGenerator+_2011_12_14_1.zip SjyrimStringGenerator GoogleSpreadSheetから直接ゲーム形式の文字列データを生成します。エラー検知機能の強化 使用にはGoogleアカウントでのログイン情報が必須です。 翻訳プロジェクトに登録していなくても有効なGoogleアカウントなら なんでもいいようです。 http //ux.getuploader.com/skyrimJP/download/111/SkyrimStringGenerator+_2011_12_06_1.zip -------------- 現時点でのエラーログはこんな感じ。 http //ux.getuploader.com/skyrimJP/download/112/20111206_0105.txt 当面、コピペミスで重複しているIDの削除と抜けてるIDの補充が必要です。 あと、これも多分コピペミスで、原文になにか書いてあるけど 訳文が空になってるIDもちらほらあります。 「Skyrim固有名詞一覧」シートへアクセスして、 翻訳シート 001-005中に現れる[[固有名詞]]を、訳文に置換します。 固有名詞置換 = カタカナ訳優先 にすると カタカナ訳が存在する場合はカタカナ訳に置換し、存在しなければ和訳に置換します。 両方存在しない場合は[[固有名詞]]になります。(デフォルト動作) 固有名詞置換 = 和訳優先 にすると和訳が存在する場合は和訳に置換し、 存在しなければカタカナ訳に置換します。 両方存在しない場合は[[固有名詞]]になります。 固有名詞置換 = 原文ママ(置換なし) にすると置換せず[[]]を削除した、 原文の英語のままの固有名詞になります Excelファイルからゲーム用データを作成するツール (Excel2STRINGS) 979 名前:名無し翻訳者さん[sage] 投稿日:2011/11/30(水) 21 11 20 ID pzw1WVDk Excel2STRINGS.exe v1.23 新書式(※ID変更完了※)版の翻訳データに対応 (A列 ID_8桁の16進数 B列 原文 C列 日本語テキスト) http //ux.getuploader.com/skyrimJP/download/94/Excel2STRINGSv1.23.zip 使い方は今までと同じです 詳しくは同封のテキストをご覧ください v1.23 で変更/追加された機能 ・Skyrim固有名詞一覧 の Excelブックを指定して、固有名詞の置換を行う機能を追加しました ・"Translate_ENGLISH.txt" を生成する機能を追加しました TESsnip 90 名前:名無し翻訳者さん[sage] 投稿日:2011/12/06(火) 15 26 48 ID 95.jzgIs [1/2] https //github.com/figment/tesvsnip で公開されていたSkyrim用のTESsnipである程度NPCとセリフのマッチングが 確認できました。上記URLではソースしか提供されていないので、ロダにコンパイル したものを上げておきました。 NPCとセリフの確認方法 ・ゲームディレクトリ内のSTRINGSをオリジナルの英語原文の物に戻しておく。 ・ツールを立ち上げる。 ・Skyrim.esmを読み込む ・リストが出たら、"GRUP(DIAL)"のツリーを開く。 ・開いたリストで、"DIAL(hogehoge)"になっているもに含まれるNPC名と右窓に 表示されるTopic TextでセリフのIDを確認する。 一括出力とかはできないみたいですが、ゲーム画面で確認するよりはるかに 楽だと思います。 Skyrim翻訳プロジェクト版フリーフォント+UI MOD 444 名前:名無し翻訳者さん[sage] 投稿日:2011/12/10(土) 13 00 46 ID Z/yOJpME [1/5] 本の文字を少し改善&スキル・アイテム・地図・魔法選択メニュー (タブ押下時のメニュー)をマウスで選択可能に&インベントリ拡張UI追加 インベントリ拡張はキャストなどを調べるときには実装していません とりあえず置いておきます http //kie.nu/2y6 455 名前:名無し翻訳者さん[sage] 投稿日:2011/12/10(土) 14 02 37 ID Z/yOJpME [4/5] インベントリ拡張だけ適用はreadme記載の3ファイルコピーと、 手持ちのfontconfig.txtに下記を追加し""の中にフォント名を入れます。 map "$ListFont" = "" Normal 日本語版フォントでの書籍は下記追加及び修正すればいいと思います。 fontlib "Interface\fonts_jp.swf" map "$SkyrimBooks" = "Skyrim_JP_BookFont" Normal map "$HandwrittenFont" = "Skyrim_JP_HandWriteFont" Normal map "$HandwrittenBold" = "Skyrim_JP_HandWriteFont" Normal TES5Exporter 167 名前:名無し翻訳者さん[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 23 47 17 ID /YltFHg6 Tes5Exporter v0.7 http //ux.getuploader.com/skyrimJP/download/151/TES5Export_v.0.7.7z AVIF(パークの大カテゴリ)の出力を追加しました。 139 名前:名無し翻訳者さん[sage] 投稿日:2011/12/17(土) 14 48 04 ID KCRi35VU [1/2] TES4のCSと同様のエクスポートファイルを出力するツールを作成しました。 ベースはTessnipなんですけど。 http //ux.getuploader.com/skyrimJP/download/137/TES5Export_v.0.1.7z 共通セリフなどは多少拾いやすくなるかもしれません。 自分の環境でしか使用していないので何か問題がある場合は報告があると助かります。
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The Elder Scrolls V Skyrim ストーリー 概要 評価点 自由度 フィールド造形 UI 戦闘要素 ファストトラベル 生産要素 DLC Win版のMOD その他の評価点 賛否両論点 問題点 戦闘関連の問題点 前作と比較しての問題点 Win日本語版について その他の問題点 総評 余談 その後の展開 The Elder Scrolls V Skyrim Special Edition 概要(SE) 評価点(SE) 賛否両論点(SE) 問題点(SE) 総評(SE) 余談(SE) The Elder Scrolls V Skyrim(Switch版) 概要(Switch) 評価点(Switch) 賛否両論点(Switch) 問題点(Switch) 総評(Switch) 余談(Switch) The Elder Scrolls V Skyrim VR 概要(VR) 評価点(VR) 賛否両論点(VR) 問題点(VR) 総評(VR) 余談(VR) The Elder Scrolls V Skyrim Anniversary Edition 概要(AE) 評価点(AE) 問題点(AE) 総評(AE) 余談(AE) The Elder Scrolls V Skyrim 【じ えるだーすくろーるず ふぁいぶ すかいりむ】 ジャンル オープンワールドRPG 対応機種 プレイステーション3Xbox 360Windows XP/Vista/7 発売元 Bethesda Softworks 開発元 Bethesda GameStudio 発売日 【PS3/360】2011年12月8日【Win】2012年1月26日 定価 7,980円 プレイ人数 1人 備考 360版はアップデートでKinectに対応Win版はSteamのアカウントが必要 レーティング CERO Z(18才以上のみ対象) 判定 良作 ポイント 日本ローカライズ担当 ZeniMax Asia The Elder Scrollsシリーズ ストーリー オブリビオンの争乱によってセプティム王朝に終止符を打たれた帝国は、その後百年余りにわたって属国の離反とサルモールとの大戦により勢力を衰えさせていた。とりわけスカイリムの地ではその爪痕の1つである信仰の規制に激しい反発が巻き起こっており、上級王トリグが首長の1人・ウルフリックに殺害されたことで、内戦の勃発はもはや時間の問題と思われた。そんな中、帝国軍のテュリウス将軍はスカイリム国境付近で反帝国派ストームクローク軍と、それを率いるウルフリックの捕縛に成功する。トリグの死から数年後、第4紀201年。スカイリムの国境でたまたまウルフリック捕縛の場に居合わせたあなたは巻きこまれる形で逮捕され、同じ馬車でヘルゲンへと護送されていた。そして半ばとばっちりで処刑されそうになった正にその時、黒いドラゴンが突如飛来し、ヘルゲンを火の海に変えてしまった。その混乱でストームクロークたちともども処刑を免れたあなたは自由の身となったが、古のドラゴン達の復活により混迷を極めるスカイリムはさらなる脅威に晒されようとしていた。 概要 高い自由度と緻密な世界設定でコアなファンを持つファンタジーRPGである『The Elder Scrolls』シリーズの第5作。 前作から200年以上経過した第4紀201年で、大陸北部地方・スカイリムが舞台となる。 メインシナリオは、プレイヤーが時空の竜神の祝福を受けた存在 「ドラゴンボーン(*1)」であることが明らかになり、「声の道」を修める隠者の一団・グレイビアードや素性を隠して生きていたドラゴンスレイヤーとの出会いを経て、ドラゴンを蘇らせる「世界を喰らう者」こと黒竜アルドゥインに挑むというもの。 竜は神々に連なる長命で力ある存在として重厚に描かれ、プレイヤーを導く老賢者のような竜も登場する。 そのストーリーとは別個に、盗賊ギルドや暗殺者集団への加入、魔法大学への入学、山賊の討伐、一般人から神々にまで到る幅広い層からの頼まれ事など、無数のクエストが用意されており、それらをいつ行うも掛け持ちするもプレイヤーの自由。 オーロラ、流氷、針葉樹林など寒冷地らしいロケーションと、古代墓地や失われた種族の遺跡などのファンタジー要素を満載した広大なマップ。 そして、そこで生活する数々のNPCは異世界を旅する気分を大いに盛り上げてくれる。 一度行ったロケーションポイントに高速移動できる「ファストトラベル」機能も健在。 前作『Oblivion』からゲームエンジンを大幅に改修し「Creation Engine」として実装。 さらに『Oblivion』と同じゲームエンジンの兄弟作『Fallout 3』『Fallout New Vegas』の要素も多数取り入れられたうえでアレンジされている。 評価点 自由度 シリーズの特長である自由度の高さは今作でも健在。世界の脅威たるアルドゥイン打倒を目指すメインクエストを初め、各地に膨大なクエストが用意されている。 クエストの受け皿となる世界そのものも、クエストを一切進めなくても楽しめるほどの魅力に満ちている。プレイヤーが主人公像を定めて遊ぶ、本来の意味での「ロールプレイ」を可能にするだけの舞台が用意されている。 各地の遺跡を探索する冒険者として生きるもよし、スリや襲撃でNPCから金品を奪う悪党として生きるもよし。野山で獣を狩りその皮や肉を売る狩人、鉱山で採掘に励む鉱夫、あるいは素材を探し歩く旅の錬金術師といった、「生業を持つ人間」として生きることも可能。薪を割って売り、足りない路銀や日銭を稼ぐこともできる。 食料や酒などの雰囲気アイテムも豊富で、仕事の後には宿屋に泊まり、吟遊詩人の歌に耳を傾けながら食事や蜂蜜酒を楽しむ、といったこともできる。 特別なアイテムを入手することで、好感度の高いNPCと性別を問わず結婚することも可能。これにより、同性愛者としてプレイすることも可能に。 また、DLC「Hearthfire」では家の建築や孤児を養子に迎えて一緒に生活するなど、「ファンタジー世界生活シミュレータ」としての側面にさらに磨きがかかった。 ただし、結婚できるNPCは限られている。Win版のMODに手を出さない限り、ボズマーやカジートは一切結婚候補にいない。 クエスト自体も前作より大幅に増えた。キーとなる人物との会話や、時には自分宛に依頼の手紙が配達されて始まるサブクエストの内容も多種多様。 山賊退治や恋の鞘当ての手伝い、貴重な物品の収集、時には異世界に住む邪神との取引などもあり、これらにも短いながらもしっかりと作り込まれたストーリーを堪能できる。 ちょっとしたお使いを行う「Miscellaneous Quest」や不定順に繰り返し出現する「Radiant Quest」といったものも多数。このおかげでほとんどのNPCが何かしらクエストに関わるようになった。 開発者によれば、メインクエストだけでも最低30時間、それ以外をある程度回収する標準的な遊び方で300時間以上という圧倒的なボリュームを誇る。DLC「Dawnguard」や「Dragonborn」で追加される要素を含めればそれ以上。 フィールド造形 スカイリムの大地は中世の北欧をモチーフとした険しい環境で、自社開発の新エンジンによって紅葉が広がる南の森林地帯から、吹雪が渦巻く北の漁村まで様々な環境を美しく描写されている。 グラフィックだけでなく、河川には「流れ」があり、急流に逆らって進むと移動速度が低下したり、木の桶などを川に投げ込むと下流に流されていったりと、環境が物に与える力もしっかり考慮されている。 前作ではダンジョンデザイナーが1人しかいなかっただけにダンジョンも似たような構造だったが、今作では8人が担当している。 それによってダンジョンごとに個性が現れるようになり、凝った謎解きや罠・小ネタを満載した複雑な構造のダンジョンも多数登場。 山賊の隠れ家や砦など、ベッドロール以外の施設も充実している箇所もあったりする。その気になれば住居代わりに使用することも可能。 多くのダンジョンの最奥部には「ボス」といえる強力な敵や高級品の入った宝箱が存在する。さらに終点では出口付近への近道も用意され、ダンジョン攻略はより快適で楽しめるものに。 「見えない壁と強力な敵配置でストーリー導線からの逸脱を防いでいる」という『New Vegas』の問題点もしっかり改善されており、開始直後から好きな場所へ旅立つことが可能。 本作の敵配置については地域(主にスタート地点からの距離)とプレイヤーレベルによって大まかに決定される。 正規の進路を外れて遠出しすぎると巨人やマンモスといった思いがけない強敵に出くわす可能性もあるにはあるが、『New Vegas』ほど極端ではなくなっている。 大きな町の入り口近くに馬車が実装。指定の町まで有料で運んでくれる。 FTあるから無用などと無粋なこと言うなかれ。こういう細かなリアリティが世界を生き生きと描き出すことに一役買っているし、 システム的な点でも「まだ訪れたことのない町へと運んでくれる」という大きな意義がある。 UI メニュー画面もコントローラー操作に向けて見直され、「いちいち捨てて掴む、という動作を踏むことなく入手したアイテムの3Dモデルを閲覧できるアイテムメニュー」や、「個々のスキルPerkを星にたとえ、片手武器・魔法などのスキルを星座に模して並べたスキルメニュー」など、見やすさとファンタジー作品らしさが同居し非常に見栄えがよい。 加えて、メニューボタンを押したあとはスティックを倒すだけで各項目へ移行できるなど操作性は快適。直感的で滑らかなメニュー画面を作るに当たって、スタッフはApple iTunesなどを参考にしたという。 360版は後にオプション機器「Kinect」対応アップデートも配信され、音声認識でのメニュー操作やアイテムのソートなども可能となった。 気に入ったアイテムや魔法・パワーを「お気に入り」登録することにより、いちいちアイテムメニューにアクセスすることなくボタン1つで「お気に入りメニュー」を呼び出し素早く装備して使ったりできるようになった。 戦闘要素 ステータスの簡素化 本作のプレイヤーに関して、能力値は各スキルレベルを除いてはヘルス・スタミナ・マジカの3つのみに。 そしてレベルアップ時にスキル画面を開くと、好きな能力値を選んで上げられるというシンプルかつ自由なものになった(*2)。 片手武器や防御といったスキルはこれまで通りプレイヤーの行動によって自動で成長。 スキルレベル自体で対応するアクションが強化され、与ダメージを増やしたり、防御によるダメージ軽減率を伸ばしたりなどの効果を発揮する。 スキルツリーとPerk Perk(スキル毎に対応する特殊能力)はレベルアップ時に得られるPerkポイントを振り分けて獲得する、いわゆるスキルツリー形式になった。スキル画面を開くと強制的に選ばされる能力値と違い、Perkポイントは保留可能。 本作では基本的にどのスキルを上げても同じようにレベルアップするので、前作の様にスキルの上げ方に神経質になる必要はない(*3)。 例えば生産スキルでレベルアップして体力やスタミナを鍛えることができる他、武器や隠密系のスキル上げで獲得したポイントを魔法の分野に振ることもある程度可能。 ただし、大抵のPerk獲得には一定のスキル値が必須で、ツリー深部のPerkは相応に高いスキル値を要する。 ほとんどのスキル値そのものも対応する分野にしっかりと影響を及ぼすため、(スキルの上昇で自動獲得するPerkがなくなったとはいえ)スキル値が軽視されるということにはならない。 レジェンダリースキル パッチ1.9ではカンストしたスキルレベルをリセットしPerkを払い戻す「レジェンダリースキル」が登場。スキルレベルと取得Perk以外は据え置きなのでレベルは上がり続け、根気さえあれば全てのPerkを手に入れることも可能。 ただし、レジェンダリー化したスキルは初期値に戻るため、戦闘系スキルの場合は強化されたNPCに対しいきなりキャラが弱くなってしまう。命に関わる重装・軽装・防御や回復をリセットするには特に注意が必要。 戦闘スタイル 武器や防具の装備については、胴防具が上下半身一体化されるなど簡略化した代わりに、武器や魔法は右手/左手にそれぞれ任意のものを割り振る方式に。 盾や松明など一部のアイテムは左手専用だが、ファン待望の二刀流や両手に同じ魔法を装備し同時使用することで効果を上げるPerkなどが登場、装備選択の幅が大きく広がった。 戦闘システムにおいても、盾や武器の柄で敵を殴り体勢を崩す「バッシュ(コマンドは防御中に攻撃入力)」や、体力が低い相手に攻撃すると発生することがある特別なトドメ演出「フィニッシュムーブ」が登場。戦闘に若干ながら爽快感とメリハリが生まれた。 フィニッシュムーブは『Fallout 3』以降の「V.A.T.S.」機能をベースにした演出で、回転斬りや強打といった専用モーションの攻撃でトドメを刺す。刃物のフィニッシュムーブには斬首攻撃もある。 これまではプレイヤーの意思に基づく人体欠損描写は総カットだったが、CEROの基準が変更されたのか国内据置機版でも『Gears of War 3』の様に断面図に少しボカシが入っただけの修正で済ましている。 そのため、本作家庭機版ではレーティングが『Fallout』シリーズと同じCERO Z(18歳以上のみ対象)となっている。 またベセスダ社内スタッフ有志による「1週間で追加コンテンツを作る」というゲームジャムイベントにより製作された成果物は、その半数が後のDLCや無料アップデートに組み込まれた。 パッチ1.5では遠距離攻撃や魔法使用時のフィニッシュムーブ(キルカメラ)が、数が少なかった両手武器や素手攻撃の新しいモーションと共に無料で搭載。 パッチ1.6においては、馬に乗った状態で武器を扱うことが可能になる騎乗戦闘機能が実装された。今となっては無料パッチにしては気前がよすぎるレベル。 これ以外でも、DLCにてドラゴンの素材を用いた武具の作成を追加するなどファンの要求にもそれなりに応じている。 特殊能力 プレイヤーが使える新たなパワーとして、通常の魔法とは違った独特の効果を持つ竜語魔法「ドラゴンシャウト」が登場。コストは時間経過によるクールダウンのみ。 補助的ながらなかなか強力なので、戦闘スキルや通常の魔法と組み合わせて使うことで強敵にも有利に立ち回ることができる。 ドラゴンシャウトは各地で石碑を発見し、かつ後述するドラゴンとの戦いを制してドラゴンソウルを得ることで使えるようになる。 シャウトを複数種類使えるNPCは極めて限られており(*4)、ストーリー上でもドラゴンとドラゴンボーンが超常的な存在であることを表現する要素となっている。 前作では形態変化は吸血鬼のみだったが、本作では『Daggerfall』や『Morrowind』で存在した「ウェアウルフ」が復活。行動に制限は掛かるが、人狼ならではの様々な能力を得られる。 高レベル帯では火力不足になりがちだが、病気への完全耐性が備わり変身中は高速で移動できるのに加え、DLC「Dawnguard」において専用のPerksツリーが登場し、素では行動の選択肢に乏しい戦闘面も強化できるようになった(*5)。 シリーズ通して「厄介な疫病」という認識だった「吸血鬼化(*6)」にもDLC「Dawnguard」において強力な救済措置が設けられ、吸血鬼として猛威を振るいたかったプレイヤーも名実共に夜の支配者としてスカイリムに君臨することができるようになった。 その他の戦闘要素 襲ってくるドラゴン達ともストーリーの序盤から戦闘が行われる。このドラゴン戦の実装はピクサーの社員が担当しており、専用のBGMが流れ、手に汗握る展開になる。 細かいところでは、前作ではプレイヤーのレベルに合わせて敵のレベルも上昇し、山賊の装備がどんどん豪華になり、そこら辺のゴロツキがデイドラ装備を身にまとってるとかとんでもないことになったが、今作では山賊は山賊らしく革装備や鉄装備などに留まるようになった。 山賊団のリーダーなどはスチールプレート装備など高額な装備をしていることもあるが。 ファストトラベル オープンワールドゲームには欠かせないファストトラベルだが、本作のそれはあくまでも「高速移動」となっている。 つまり、ゲーム最初に訪れるリバーウッドから最初の本拠となるであろうホワイトランまでこれを行うと、「徒歩で移動した相当の時間」が経過する。 そのため、他ゲームのファストトラベルに慣れたユーザーからは「何故時間が経過しているのか」とバグと勘違いされることもある。 また、馬車で金を払えばまだ行ったことのない街や砦などに最序盤から行けてしまうため、ファストトラベルに慣れたユーザーからは混乱する声もあった。 生産要素 冒険や戦闘だけでなく、料理・鍛冶・錬金術・付呪などといった生産要素も充実。 鍛冶・錬金の施設は最初の町・リバーウッド、付呪器も2つ目に訪れるホワイトランで見つかるので、すぐに生産プレイに入れるようになっている。 料理は焼き肉やシチューなど、作れるアイテムはどちらかと言うと回復効果より雰囲気重視のものが多くスキルなどもないのでほぼお遊び要素である(*7)。 DLC第二弾「Hearthfire」は雰囲気要素の大幅増強に定評があり、導入するとさらにパイや蟹料理なども生産可能に。 鍛冶は材料を鉱山で採掘したり動物の毛皮から革をなめしたりし、鍛冶屋の鍛造設備を借りて店では売られない稀少な装備を自作できる。 加えて、作業台や砥石で武器や防具を強化することもできるので、序盤に手に入る装備の外見を気に入ったが後半の高レベル帯では性能不足で使えない…などといった事態を防ぐこともできる。やり過ぎると大変なことになるが後述。 また、今作ではチュートリアルとも言える依頼もあるので簡単に作成のコツをつかめる。 錬金術も同様。山野を駆け回り集めた材料で便利な薬や毒を作製できる。これまたやり過ぎると大変なことになるが(ry 魔法のアイテムを解体・解呪することで魔法効果を抽出し、魂石を依り代に新たな魔法のアイテムを作製する付呪も、利便性もあり気に入ったアイテムへの愛着を湧かせる。例によってやり過ぎると大変な(ry また前作やこれまでの『Fallout』シリーズでは、武器や防具を使い続けると消耗し壊れてしまうので逐一修理しなければならなかったのだが、本作では装備の耐久力は完全に廃止されている。 DLC 前作『Oblivion』では大小10個のDLCが出ていたが、今作では発売前から中規模以上のDLCを数を絞って発売することを明言していた。 前作「Shivering Isles」のような追加ディスクの発売はなかったが、個々の規模自体がそれらの追加ディスクに相当するものとなっている。 + DLCの紹介 #1「Dawnguard」 ヴァンパイアロード・ハルコンの復活と、その打倒を目的とするヴァンパイアハンター「ドーンガード」の物語。 最初はドーンガードに協力していくが、最終的にヴァンパイア側につくことも可能。 先述通り、吸血鬼とウェアウルフにPerksツリーが追加。 主人公自身もヴァンパイアロードになれる。専用のスキルも追加。 ヒロイン・セレーナは通常の従者と違い、連れ歩くと街で様々な反応を見せる人気キャラ。 顔はベセスダクオリティなのでMODで美少女化する人も多く、そのMODも多様。 クロスボウ装備も『Morrowind』以来の復活を見せる。 追加マップとしてオブリビオンの領域「ソウル・ケルン」へ入ることもできるようになる。 #2「Hearthfire」 家のなかったファルクリース、モーサル、ドーンスターの領地に土地を買って家を建てることができるようになる。 土地を買っただけでは更地なので、材料を集め少しずつ「自分だけの家」を建てる。このプロセスが自宅に愛着をわかせる。 家は設計図通りにしか作成できないが、ある程度パターンが用意されているので好きに作ることができる。 作成した家には配偶者はもちろん、町の子供を養子として引き取って一緒に住むこともできる。従者を執事に任命することも。 本作の他DLCより小規模・安価ということにはなっているが、前作の家屋追加DLCと比べればだいぶ好評。 後に発売された『Fallout 4』の本編における「街自体を自由に作成できる」という要素の礎になったとも言われている。 #3「Dragonborn」 「最古の」ドラゴンボーン・ミラークの復活と、「現代の」ドラゴンボーンである主人公の戦いが、追加マップ「ソルスセイム島」やオブリビオンの領域「アポクリファ」を舞台に繰り広げられる。 ソルスセイム島は前々作『Morrowind』のアドオン「Bloodmoon」でも舞台になった島。レッドマウンテンの噴火で避難してきたダンマー達が街を作っている。 そのため、モロウィンドとスカイリム両方のロケーションが合わさったような景観をしている。遠くに見えるレッドマウンテンの噴火は一見の価値あり。 ドラゴンに乗って空を飛べるようになる新シャウトの登場。待望の竜騎兵プレイが実現。 軽装の高レベル帯補完としてドラゴン系装備がついに追加。 Win版のMOD 前作『Oblivion』のMOD製作者が何名か開発に携わっており、それらを意識したと思われる新機能の追加が多い。 本作も公式のMOD製作ツールとして「Creation Kit」が配布されており、これまでどおりやる気と仕様の理解とバグにめげない根気があれば誰でもゲームの拡張・改善やゲーム性の変化を行えるようになっている。 発売元のBethesda SoftworksもMODに対して非常に好意的であり、Creation Kitで何ができるかをゲーム販売後のイベントで紹介している。 本作はValve Steamで配信されたことを利用してSteam Workshopにも対応したため、気軽にMODをアップロードできるようになっている。 そこでは「BethesdaとValveの友情の証として」Valveの人気作品である『Portal 2』のあるキャラクターを登場させるMODをValve社が作成している。 発売から数年経った現在でも修正パッチを含め有志の積極的な開発が行われており、超大規模なものでは本作のエンジンで『Morrowind』及び『Oblivion』を再現するプロジェクトや、完全新作を実装する「Enderal」が制作されている。 MODに関してはほとんど全てがフリーソフトで作成することができ、ソフトの操作方法の習熟は頑張る必要があるもののMOD作成の間口は広い。 そのため、単に「ゲームを遊ぶ」だけではなく「ゲームを弄る」ことに目覚めたプレイヤーも数多い。 2015年4月、本作はSteam Workshop経由でMODの有償販売認可の第一弾ソフトに選ばれたが、賛否が割れた(やや否寄り)うえにトラブルも続出したため、同月28日に中止となり払い戻しとなった。 その他の評価点 前作の200年後が舞台であるだけに、前作までで登場したNPCの幾つかには血縁者と思われる人物か登場。 一部NPCも意外な形で再登場。前作をプレイしているともうちょっと楽しめる作りになっている。 老人と子どもの実装 前作まではNPCも主人公と同じモデルを使っていたため、基本的には同年代ばかりが町にいるように見えたが、今作では老人と子どものNPCが登場。一気に町に生活感が見られるように。 子どもNPCはDLC「Hearthfire」で養子として迎えることが可能になった。 ただし、子供の種族はスカイリム地方を広範囲に支配する「ノルド」ばかりで、獣人であるカジートとアルゴニアン種族の子供はいない。 これを受けてか、カジートのNPCの1人である「ほら吹きのムアイク」には「ムアイクは子供時代のことを覚えていない。たぶん、そんなものはなかったんじゃないかな」と有名な台詞を言わせている(*8)。 「読める」竜語 本作で登場したドラゴンの言語を用いた特殊能力「ドラゴンシャウト」は、各地に散らばる言葉の壁から一語を獲得できるが、その言葉の壁に書かれた竜語もきちんと意味を持った文章となっているほどに作りこまれている。 この架空言語に読みもきっちり設定されており、ドラゴン達が互いに会話する際はこのドラゴンの言葉を交わすことになる(*9)。そして、そちらも翻訳が可能である。 + 竜語の翻訳 http //www.nicovideo.jp/watch/sm27697138 上述のムアイク以外にもスカイリム全土には有名映画などやゲームのちょっとしたパロディ、特に意味がないのか没ネタなのかDLCへの伏線なのかわからない小ネタなども所々にこっそりちりばめられている。妄想を膨らませたり、思わずニヤリとすることも。 鍛冶場での武器、防具の作成・強化や、料理などの生産系の要素も充実。 料理は低コストで低回復量のアイテムを作り出すという、雰囲気作りの側面が強い要素ではあるが、鍛冶はスキルや能力の上昇にしたがって作れる装備や強化の度合いも変化する。 そのため、店ではなかなか手に入らない装備を大量生産したり、序盤に手に入れて気に入った外見の装備を強化し終盤まで愛用したりすることが可能になった。 ゲーム内の言語は音声や本の内容からドラゴンの台詞に至るまでフルローカライズ。市民の会話や宿屋の喧噪、山賊の鼻歌などを字幕に頼らず聞き取ることもでき、没入感が高まる。 汎用のセリフは英語では男女共に共通の文を使っているが、吹き替えによってそれぞれ異なったセリフを喋らせることが可能になった。 ただ、字幕には適用されないこともあるため、しばしば音声の内容が一致しなかったり、性別に合わない訳となることもある。 前作までは一部の主要NPCを除いて種族ごとに同じ声優が担当していたが、今作では英語版・日本語版ともに70名以上の声優が声をあてており、それぞれのNPCの年齢や性格などが反映され表現が豊かになった。 『New Vegas』とは異なり遍く名を知られる声優は少ないが、全体的な質は向上しており、翻訳の質はともかく声質に違和感を持つことは少なくなった。 英語版では演劇・映画・ゲーム業界で著名な俳優が多く参加しており、中には後述するように日本でも名を知られる者もいる。 他にも子供のNPCは実際の子役が声をあてたり、ノルドのNPCは北欧訛りが表現されているなど、むしろ原語版ほどボイス面に力が入っていることを実感しやすい。 NPCは世間話の他にも、近くのダンジョンの情報やドラゴンの目撃情報をつぶやくことがあり、特定の会話や書籍を見ることで追加されるサイドクエストやマップマーカーもある。 そのため、「小耳に挟んだ噂を元に冒険に出発」という何とも冒険者心をくすぐるシチュエーションを体験することも少なからずあるだろう。 NPCや衛兵の反応も非常に細かく、見ていて大変面白い。例えば、 物を捨てた場合、「いらないならくれ」と言ってくる。まれに他のNPCと奪い合いの喧嘩をすることも。好感度が高いNPCなら届けてくれる。 走っていると「何を急いでいるんだ?」と言い、ぶつかると「気を付けろ!」と怒られる。 装備・所持品・今までに取った行動等によって様々なことを衛兵が言う。ドラゴン系防具を装備していると羨ましがり、錬金レベルが高いと酒を作ってくれと言ってくれるが、盗賊ギルドに加入していたり、隠密・スリ・開場のレベルが高いと近寄るなと罵倒される。 発売前に副社長のPate氏が発言した「リードプラットフォームは360」の言葉通り家庭用向けに最適化されており、以前の作品よりは安定して楽しめるようになった。 といっても長年の上客であるWin版が蔑ろにされているわけではなく、前述のValve社との協力に加え、ハイスペックPC向けにゲーム内のグラフィックをより美麗な物に置き換える高解像度テクスチャパックMODを無料DLC扱いとして配布するなど、それぞれのハードウェアの強みを最大限に活かせるサービスを行っている。 なお、PS3/360は当時のPCと比べても性能自体はやや劣るので、多少型遅れのPCでも十分プレイが可能。最適化の恩恵かWin版では全体的にこれまでと比べて驚くほど動作が軽い。 大型タイトルで時折問題になる容量問題も、マイクロソフトが新しく開発した圧縮技術のおかげで解決できた。 ちなみに、CS版の容量は3.8ギガバイト。前作『Oblivion』や今作のWin版が6.5ギガバイトなので約半分である。 先述の通り、システムに『Fallout』シリーズのものが逆輸入されている。 特にピッキングは『Fallout 3』のものにかなり近くなった他、成長要素にもある程度『Fallout 3』のシステムに近寄った点がある。 賛否両論点 アクの強いキャラクター造形 前作『Oblivion』や同様のシステムを備えた兄弟作『Fallout 3』の開発を経て大幅に改善され、徐々に日本人にも親しみやすい外見になってきたキャラクター造形にはなっている。 しかし、「リアリティ重視の世界観にモデルのような美男美女はいらない」という海外の一部のファンからの苦情や、「不満があるならWin版でMODを使え」という開発側の姿勢もあり、特に日本人に好まれやすい中性的な顔立ちのイケメンや可愛らしい女性などを作ることはWin版でMODに頼らぬ限り難しい。 顔の造形もパーツ選択式になりしかもパーツ自体それほど良くないため、極めればどうにかなった『Oblivion』よりも種族毎の差が開いてしまった。 前作よりはマシになったがNPCの美形・普通・不細工の比率も現実志向。仮に美形が登場してもイベントなどで死亡することが多い。 どの部位もアクの強いパーツが多く、美形を作るのは難しいが、世界観を重視する濃いファンタジー好きからは評価されている模様。 例として、エルフ族の容貌は『指輪物語』以降に定着した端麗な美男美女ではなく、極端な吊り目と骨張った輪郭が特徴的な異形になっている。 ヨーロッパの民話などに見られる魔物としてのイメージでデザインされていると思われ、総じてあまり善人風には作れない。 猫系の獣人カジート、爬虫類系の獣人アルゴニアン、エルフ族に分類されているが猪や野豚を思わせる容貌のオークは、元から人間とかけ離れているだけに、人間の美醜とは違った基準でキャラメイクをすることになる。 また、キャラメイクに関わる話ではないが、カジートとアルゴニアンは口調や声質などのキャラ付けが独特。非常に個性があって面白い。 キャラメイクとは関係ないが、子供の顔がワンパターンな上にやたらとブサイクなため、「じゃがいも」と揶揄されている。 ロケーションの少なさ 北国であるスカイリムを舞台にしたため、荒涼とした雪景色が大半を占めている。 南国のような湿地帯から雪国や広大な草原地帯など様々なロケーションがあったシロディールと比べると少なく感じ、どこも同じような景色に見えてしまう。 常に吹雪いている地域や険しい山岳地域などのロケーションはあるがあくまで雪国の範疇を出ない範囲である。 また、シロディールにあった巨大な塔「白金の塔」やヴァーデンフェル島の首都ヴィヴェク・シティに浮かぶ巨大な岩山「真実省」のようないかにもファンタジーといったランドマークもないため異世界を旅している感もない。 その他の賛否両論点 会話関連 『Fallout 3』及び『New Vegas』同様に「必要な話術レベルを満たしているか」で説得・恫喝の成否が決まるが、本作では何も表示されない。 これには、成否がわからないので緊張感がある一方で、効率良い選択ができずに不便だという声もある。 また、『Fallout 3』と同様に商人との取り引きやイベント以外では「会話モード」が無くなってしまった。 住民に話しかけても一言返されるだけである。前作までの住民に話しかけて「噂話を聞く」という方法もなくなった。 NPCに近寄るだけで話しかけてくる。すれ違いざまに何かつぶやかれたかと思ったらおもむろにクエストが始まることも。 なんとイベント会話中でも話しかけてくる。過去作と同じくNPC同士の会話もあるため、街中でイベントがあると「イベント会話」+「話しかけてくるNPCの会話」+「NPC同士の会話」が同時に行われ大変なことになる。 字幕は一番近いキャラクターのセリフのみしか表示されないため位置関係によっては字幕も入り乱れ聖徳太子でもなければ対処しきれない。 日本語字幕の男女の差分が無い場合がある 宿屋に止まる際に音声では「もちろん、一泊でいいわね」と言っているのに、字幕では「もちろん、一泊でいいな」となっているなど。 「お気に入りメニュー」関連 前作や『Fallout』シリーズの「方向キーの上下左右斜めの計8方向に1つづつ割り当てられる方式」の方が、登録数こそ少ないもののメニューを開く必要がなく、素早くアイテムを呼び出せたため批判的な意見も少なからずある。 また、お気に入りの方向キーの左右で武器変更する際、ボタンを押してから武器が変更されるまでの間に0.5~1秒間のタイムラグが発生する。敵との戦闘中にこれほどの隙が発生してしまうのは流石に厳しい。 戦闘関連 基本的な戦闘のテンポやモーションはよく言うと地に足の付いた、悪く言うともっさりした物であるため、スピーディでスタイリッシュなアクションや、回避やカウンターなどが重要になるヒリヒリした戦闘を求める層からの印象は悪い。 NPC いくつかの未完了クエストに関係する名有りNPCが不死設定になっており、「皆殺し」という選択肢を取ることはできない。 この仕様は皆殺しできた3作目で自分で殺したり戦闘に巻き込まれて死んで「クエストが詰んだ!」という批判があまりに多かったため、前作から少数ではあるが存在していた。 前作では不死設定になっているNPCにカーソルを合わせると特別なアイコンが出たが、今作ではアイコンが出ないので一見ではわからないようになっている。 装備関連 『Morrowind』→『Oblivion』→『Skyrim』とどんどん装備が簡略化。今作ではとうとう鎧の上下が1つに。最新作になるほどコーディネートの幅が狭まっている。 問題点 バグとフリーズ もはやシリーズの悪い伝統であるバグ、フリーズは今作でも残念ながら健在。 クエストが発生しない、実績/トロフィーが解除されない、特定の場所に入るとフリーズする、特定の手順を踏まないとクエスト進行が滅茶苦茶になり詰むなどの深刻な物も多い。 特定のスキル経験値を無限に得られる、凄まじい性能を持つ装備や薬を作成することができるといった「裏技」的なもの、さらには「半分土に埋まった状態の中年男が一定周期で増殖する」「着地したドラゴンが高所落下ダメージ判定によって即死」「マンモスが大きさ的に通り抜けできない地形に無理矢理進み続けた後、カタパルトの如く高速で射出される」などシュールギャグのようなバグも多数発生する。 とりわけ今回はクエスト関連のバグが異常なほど多い。同胞団・盗賊ギルド・デイドライベントなど、進行不能になって詰むバグが多数存在する。 メインクエストでも特別な手順を踏まなくても、本来もらえるイベントアイテムをもらえず進行不能になってしまう場合がある。 一応、DLCのクエストを進めれば「実はアレは2つあったのだ」という展開になり、もう1つの方を手に入れることで進行させることはできる。しかし、結局2つ揃えられないためDLCのクエストは進行不能になってしまう。 「何かイベントやクエストに出くわすたびに攻略サイトをチェックしてそこで起きうるバグや不具合をチェックしてそれを回避するネタバレ上等プレイ」をするか、「事前のセーブを残してバグが出たらロードする」などの「風情のない」遊び方をしない限りは間違いなくどこかでフラグ抜けなどが起きるといっても大げさではないのである。 シリーズファンはあきらめてMOD導入やCKでフラグなどを書き換えるといった対応で受け入れているが、一般的なゲーマーの感覚で見ればバグゲーの烙印を押されても文句いえないレベル。 今作はクエストの種類が追加され行き先が各地のダンジョンからランダムに選ばれる物もあるが、それが原因で発生するバグもある。 特にクエスト開始前に特定のダンジョンに入っているとクエストが完了できないなど、自由な冒険を阻害する洒落にならないものも。 以前の作品と比べ、致命的なものは後日配布されるパッチで修正されているが、それが追いついていなかったのが現実である。 そもそも昔からの体質である開発側がユーザをデバッガー扱いしてパッチを配布する姿勢は家庭用ユーザーからは全く評価されていない。 一部の熱狂的なPCユーザーの中には「俺たちがデバッグするからさっさと出せ」という類もいたりする(*10)が、ユーザー次第で抜本的な対策の余地がない家庭版の格差がますます際立っている。 日本語版の場合、原語版よりもパッチ配布に時間がかかるため、正式なバグ修正は余計に遅れてしまっていた。 かゆいところに手が届かないUI 所持品関連 メニュー画面での所持品は全て五十音順に表示されるのに対し、引き出しや宝箱等の収納画面でのアイテムは、何故か五十音順ではなくバラバラに表示される。 それ以外にも、とあるクエストアイテムが○○(4個)ではなく1個1個別々に表示されたり、クエストアイテムがクエスト完了後も捨てられなかったりと、地味ながら鬱陶しい不具合が大変多い。特に後者はかなり頻繁に発生する不具合であり、攻略サイトなどでも問題視されている。 前者は同じ名前のクエストアイテムが最大で24個並ぶため、アイテム欄をかなり圧迫する。しかもクエストアイテムなので預けられず捨てられない。 一応は回避策として、事前にある程度集めてからクエストを進めるという方法がある(*11)。しかし、完全に集めきってからクエストを進めると、進行不能になるという本末転倒なバグがある。 UIがコントローラーに最適化され過ぎたため、マウスとキーボードコントロールではかなり使いにく、それこそMOD導入の価値が充分にあるほどである。 操作性 モーション中の先行入力を受け付けない 単体では問題ないのだが、戦闘中などの緊迫した状態では枷となる。例えば隠密状態で不意打ち後に立ち上がって普通に戦おうとした場合に不便。 不意打ちで確殺できる相手なら問題ないのだが、スキルや難易度次第ではそうもいかずモタついて隙を晒してしまう。 ちなみに、ジャンプやスプリントで隠密状態から立ち状態に戻ったりはしない。 他にも戦闘中に回復魔法に持ち替える際にも、持ち替えモーションが完了するまでは詠唱を開始できないのでわずかな時間だが地味にストレスになる 同じキー入力を何度も求められる 閉じたはずのメニュー画面が閉じていない、一人称/三人称視点の切り替えがスムーズに行われないなどの問題がよく発生する。 一応はESCキーやFキーを連打すればいいのだが、やはりストレスになる。 選択肢がワープする 会話の選択肢をクリックした瞬間に、突然別な選択肢が割込む不具合が頻発する。最初のクリックの時点で選択が決定されておらず、連打してうっかり割り込まれた方を選んでしまう事故が多い。 メニュー画面でもアイテムを選択した瞬間に、別なアイテムにカーソルがワープしてしまうことが度々起こり、ユーザーのストレスになる。 武器の付呪 スキルやパークなどによる変動があるためか、付呪された武器の効果回数はゲージでの表示になり、具体的な使用回数を知ることができなくなった。 「強力な武器を拾ったと思ったらゲージの欠けが妙に大きく、実際使うと一気にゲージが減る」ということがある。 自分で付呪をする際は効果の大きさと回数のバランス設定ができるため、作成画面で使用回数が表示されるが、完了したあとはやっぱり表示されなくなる。 また、付呪した武器防具には名前を付けられるが、今作では日本語入力に対応していないためアルファベットの名前しか付けられない。 マップ マップは今作では衛星写真のように空中からスカイリムを見渡す立体的な格好になっている。 しかし、獣道はともかく主要な道路すら描かれていないため、マップを見てもどの道をどう通れば目的地にたどり着けるのかわかりにくくなっている。 スカイリムは山による起伏が多く、アイコンに向かって直進するだけでは辿り着けないことが多い。そして登れる地面と登れない地面との視覚的な差異はわかりづらく、目の前のアイコンまで大変な大回りを要求されることが多々ある。 一応は千里眼という魔法を使うことで、クエストマーカーまでの正解ルートを教えてくれる。 しかし行きたい場所が必ずしもクエスト関連とは限らない。むしろ移動中に突発的に見つけた寄り道感覚のことが多く、あまり頼りにならない。 クエストマーカーがなくても、プレイヤーが任意に刺せるカスタムマーカーにも千里眼は対応しているが、目的地の場所もわからないのにマップ上にマーカーを刺せるものではない。 アイコンの色も白と黒の2色のみで、既到達地点は白、未到達地点は黒なのだが、ハッキリ言ってわかりづらい。 アイコンの種類も多いのだが、特定のアイコンのみを表示させるといったソート機能がないため、だんだん煩雑になってくる。冒険が進み地図が埋まってくると地図中が白と黒のアイコンで埋め尽くされてどこに何があるのやら…。 地名検索機能もあるのだが日本語には対応しておらず、使い物にならない。 ダンジョン内のマップは小マップが用意されているのだが、黒地に白で線が描かれている上に平面なので立体的な構造の場所では現在地や道が把握しづらい。 また、「ブラックリーチ」や「忘れられた谷」といった中規模のロケーションもダンジョン扱いのため、広い割に地形が把握できず、さらにファストトラベルもできないためかなり歩き回るはめになる。 地図も以前のような紙に描かれたものではなくなったことで情緒がなくなったとする声もある。 クエストマーカーの出ない探索系クエスト スカイリムに散らばってるお宝を探すというクエストがあるのだが、目標物がある所を示すクエストマーカーが出ないため、攻略情報無しでコンプリートするのは非常に困難になっている。 特に盗賊ギルドのクエスト「珍品収集」「草の根分けても」は不法侵入しないと入れない場所だけではなく、他のクエストを進めないと入れない場所にあったりとかなり大変な思いをする。 メインクエストで訪れる「ブラックリーチ」にのみ生える珍しい植物「クリムゾン・ニルンルート」もクエストマーカーが出ないが、ブラックリーチ内だけな上に生える場所に一定の法則があり、近づくと独特な音が鳴るので比較的わかりやすい。 DLC「Dawnguard」で訪れる「ソウル・ケルン」で探すことになる「ジウブの手記」はかなり小さな紙片を探すことになる。ニルンルートのように目印もない上に、戦闘の爆発などで吹き飛んでしまうこともあり、探すのは相当に骨が折れる。 PS3版のみ発生する致命的なラグ PS3版は上記のバグに加えて、長時間のプレイで様々なフラグを立てることで画面がカクカクした紙芝居状態になっていた。 ただし、Ver1.4のアップデートにて上記の処理落ちは大幅に改善されており、『Fallout 3』や『New Vegas』と比較すれば遥かに快適になっている。 従者(フォロワー)の問題点 従者には『Fallout 3』のような「遠距離攻撃をしろ」「援護しろ」「距離を取れ」といった指示や、『New Vegas』で使いやすいと好評だったコンパニオンホイールが削除。 直接的に指定して相手を攻撃、自分の代わりに薪割りやアイテムの取得を行わせる仕様が導入されたが、『Fallout 3』及び『New Vegas』ほどの評価はない。 『New Vegas』ではノーマルモードだと死なずに気絶し、戦闘終了後に起き上がる仕様だったが、本作では瀕死になった従者は回復し始めるまで暫く膝をついて動かなくなる他、敵のターゲットロックから外されて一定以上攻撃されない限り死なない、という処置に変更。 会話からHPを回復させてやることもできず、戦闘中は回復魔法を掛けてやるか回復アイテムを持たせる以外にHPを回復させる方法がないのもやや辛い。 攻撃魔法や回復魔法を覚えさせることができず、それどころか「渡した弓を使ってくれない」バグ(*12)まで存在する。 弓関連ではさらに「一定条件で内部処理において初期装備の弓が増え続ける」というバグも発生。荷物の積載重量を圧迫していく事態も。 AIもあまり賢くなく、人一人分の通路や出入口で棒立ちになり、プレイヤーの通行を妨げることが頻繁に起こる。 助走をつけて体当たりをすることでどいてもらえるが、もっと早くに気づいてほしいものである。 家を買った上で特定の条件を満たすと、従者にすることが可能な私兵が対応する家に居座るようになる。 一部の住宅では四六時中パンばかり食っている上に、こちらを見掛ける毎に「光栄です」「貴方の剣となり盾となります」と呼びかけてくるので地味に鬱陶しい。 それだけならまだしも、結婚して伴侶と同棲している状態でも居座り続ける。いくら家の護衛も兼ねているとはいえ、夫婦の愛の巣に赤の他人が居座っている状況は非常に気まずい。空気読め。 ちなみに、よくこの点で問題視された従者の性別は女性であるのだが、非常に勇ましい戦闘を行う。そして何故か設定されているモーションが男性のモーションと同じだったため、彼女はファンから「ゴリラ」の称号を得ることになった(*13)。 質の低い翻訳 日本語吹き替えのフルローカライズになってはいるものの、訳毎のクオリティに開きがある。 一部のクエストにのみ登場する特殊なNPCは洒落等も日本語風にアレンジして分かる様に訳す一方、「エキサイト先生風の直訳によって変な日本語になっている」レベルの物が混ざったりもする。 「クエストで十個程集めることになるアイテムの名前を間違えて表示する」など凶悪な物もある。 特に良くネタにされているのは、ある船内で出会う「海賊船」と「最初の仲間」というNPC。それぞれ「Corsair(海賊)」と「First Mate(一等航海士)」の誤訳。 「Corsair」には海賊船という意味もあるのでまだいいとして、「First Mate」に関しては前述の「エキサイト翻訳」でも正しく翻訳されている。前作に登場した一等航海士はちゃんと訳されていたのだが…。 他にもメインクエストで盛り上がるべき場所や重要な局面であっても漏れなく誤訳しており、所々会話のドッジボールが起きたりと、シュールな雰囲気を醸し出している。 + 会話のドッジボール例~メインクエスト序盤編~ 前半省略。ドラゴンと戦うという話を聞き、動揺する衛兵たちに対して: イリレス「この怪物から逃げたら、ノルド(*14)って名乗りなさいよね。一人で戦わせるつもり?」 衛兵A「よすんだ!」 イリレス「でも、ここでは名誉以上のものがかかってるわ。考えてもみなさい。最後の時代以来、スカイリムで初めて見つかったドラゴンなのよ あいつを殺す栄誉はもらったわ。あなたが一緒ならね! じゃあどうするの?ドラゴンに殺されろっていうの?」 衛兵A「おう!」 衛兵B「その通りだ!」 イリレス「行きましょう」 プレイヤー「 (´゚д゚ ) 」 吹き替え声優陣はどういう顔でこのアフレコを行ったのだろうか…。 ■本来はこんな会話 イリレス「この怪物から逃げて、それでもノルドと名乗れるの!?(私に)一人で戦わせるつもり?」 衛兵A「違う!」 イリレス「でも、これには名誉以上のものがかかってるわ。考えてもみて、スカイリムで古代以来初めて見つかったドラゴンよ あいつを殺す栄誉は我らのものよ、もしあなたたちが私と共に来るならね! さあどうする?ドラゴンを殺しに行くか?」 衛兵A「おう!」 衛兵B「その通りだ!」 イリレス「行きましょう」 今作を担当したプロデューサーの岩本けい氏曰く「訳し過ぎない翻訳」でローカライズしたそうだが、Robber s Gorgeを「追いはぎ峡谷」と訳しているのにRobber s Coveを「ロバーズ洞窟」に訳すなど基準不明。 前作で訳しすぎた名詞なども、一部は修正されているがそのまま使っている物も多く、中途半端になっている。 これらの原因は主に準備不足や、そもそも期間的に無茶な物をどうにか形にしようとしたためとされる。120万語の翻訳はもう少々時間を取るべきだった。 また、誤訳ではないが、台詞中でも漢字を誤読していたり音程がおかしかったりと奇妙な部分がいくつかある。 誤読とは少し異なるが「白金協定」という単語は声優によって「しろがねきょうてい」「はくきんきょうてい」と読みにブレがある。 収録の段階でどういったニュアンスで使われるセリフなのか分からなかったのか、主人公を褒め称える内容のセリフがダウナーな棒読みだったり、配達人が主人公に渡す手紙を探す際のセリフである「ちょっと待ってくれよ」が完全に人を呼び止める際の口調で収録されていたりと、早く発売するため質を犠牲にした感は否めない。 漢字以外にも文字を読み飛ばしている部分など演技以外の部分で問題がある。声優が素でミスっているのか、台本にそう書かれているのか。 狂神シェオゴラスや道化師シセロの吹き替えなど、名演はとことん名演であるため演技の差が余計に際だってしまうという面もある。 男女共有のセリフでテキストが男女入れ替わってしまっている箇所が結構ある。 言葉遣いの荒い接客をする女主人や、結婚した夫がオネエ言葉になるなど見た目とのギャップがすごいことに。字幕をオフにすれば気にならないが。 本作の吹き替え版声優である白熊寛嗣氏は、自身のYouTubeチャンネルでの『Skyrim』実況シリーズにおいて、収録時のエピソードを披露している。 それによれば、キャラクターの演じ分けが乏しいのは吹き替えに映像が無く、音声と「ノルド男」などと具体的な役名の無い台本しか用意されていなかったからとのこと。 ただし、ヘイムスカーなど明らかに演技に特徴のある役や、セリフの内容から特定の人物だと割り出せるキャラクターは演じ分けることができたとしている。 また、読み方のブレがあるのは吹き替えが複数の個所で同時に進行しており、ディレクターが何人もいたため統制が取れていなかったのが原因だと証言している。 ちなみに、白熊氏の動画シリーズは本格的にMODが組まれており、なんと誤訳修正MODも採用されている。 誤訳・珍訳についてはこちらを参照。 戦闘関連の問題点 武器・防具・魔法などのバランスは決して最高とは言えない出来。詳しくは後述。 戦闘バランス 魔法関連 近接攻撃や弓と比較して魔法が弱く、魔術師プレイの間口がかなり狭い。 戦闘以外の用途の魔法は充分にあるので拘らなければ魔法関連のスキルが無駄にはなりにくいのだが、特に破壊魔法の威力が武器に比べて低く、対策をしなければマジカ効率も悪いため、戦闘で常用していくには計画を立てていかなければ厳しい。 追い打ちを掛けるように、魔法関連の付呪はマジカ効率を改善するものしか使えず、錬金で作った薬がなければ魔法の威力を直接上げることはできない。 火・氷・電撃の3属性に「追加ダメージ或いはダメージと同時にスタミナやマジカを減少させる」という特色が付いたが、敵は専用の特殊能力で強化されていてマジカ・スタミナがインフレしているために意味がない。 敵に火耐性がなければ、たとえ高コストの魔法を使われようがスリップダメージで威力を底上げできる火炎系一択である。 面倒なクエストの後に入手できる達人魔法の中には、「自分の魔法耐性に比例して威力が落ちる」と言う仕様の物(*15)もあり(*16)、魔法のがっかり感を増加させる一因となっている。 達人クラスの魔法は、消費マジカがやたら高い割に効果は中程度であり、有効な活用にはその他のスキルの熟達も必要となってしまう。 破壊の達人魔法は1種類を除いて範囲魔法であるため、効果的に用いるには敵の集団にある程度近づいてから発動させねばならず、使い勝手の悪さに拍車をかけている。 根本的な仕様の問題として、(様々な要因により)単純に破壊魔法そのものが使い辛くなってしまっている。 武器攻撃はスタミナが無くても通常攻撃ができるのに対し、プレイヤーの破壊魔法はマジカが無ければ何もできないので、その時点で圧倒的に不利なのである。せめて破壊の素人魔法だけでも消費がもっと少なければよかったのだが…。 直接ダメージを与える破壊魔法が使いにくいこともあり、魔法をメインで使っていくには自分の防御力を上げる「変性魔法」や敵を仲違いさせたりおとなしくさせたりする「幻惑魔法」に加え、味方を異界から呼び出す「召喚魔法」や自身や仲間の回復やアンデッドへの攻撃を行う「回復魔法」をまんべんなく覚えつつ、それらの消費マジカを減らすために付呪を向上させて各魔法消費を減らすエンチャントを施していく必要がある。当然、マジカが無くなった場合に備えて何かしら武器も必要になる。 ただし、NPCを対象とする幻惑魔法は、達人クラスですらデフォルトではレベル25以下の敵にしか通用しない。このせいで、通用レベルを上げるPerkを取らずにプレイヤーレベルを上げるとほとんどの敵に通用しなくなってしまう。 幻惑魔法を優先して育てていけば、ダンジョンの入り口で「狂乱」を発動しダンジョン内の全ての敵を同士討ちさせるといった遊びができるが、関連Perkを取らないでいるとすぐに通じなくなる。 魔法使いは「状況によってあらゆる魔法やアイテムを上手く使い分ける」というプレイヤーの頭脳がリアルに試される立ち回りを求められるのだが、それを行うには先立つものとしてある程度まとまった量のマジカが必要になってくる。 付呪によって消費マジカを0にできるのは相当後半なので、必然的にレベルアップ時のボーナスをマジカにガン振りせざるを得なくなるが、そうするとHPの紙化が進んでしまう上、後半では消費マジカを0にするためレベルアップで得たマジカがだんだん無駄になってしまう。 この点は北米でも「罠」と認識されており、魔法メインでもとりあえずHPを上げてマジカはマジックアイテムを購入して代用するのがセオリーとなっている。 それら以外にも、多くの魔法は「ボタンを押して詠唱してからボタンを放して発動」という手順を踏むので発動までに時間が掛かる、Perk取得までは発動時に大きな音が鳴るので敵に気取られやすい、仕様上不意打ち(*17)ができない、取得しなければならないPerkが多すぎてそれなりに戦えるようになるまで相当な時間が掛かる、ショートカットキーがとても足りないので頻繁にメニュー画面を開かされる、魔法は購入が基本なので金欠になりがち…と普通に武器で戦うのに比べて制約が多過ぎる。 使いづらい両手武器 グレートソードなどの両手武器は、「盾を使わずに防御ができ(その分防御効果は落ちる)、振りは遅いがリーチと威力が大きい」という特色がある。 と思いきや、武器の攻撃力が低くとも攻撃の振りが早いため、結局総ダメージは片手武器の方が上回ってしまう。もっと速度が上がるPerkつき二刀流では言わずもがなである。 もう1つの長所であるリーチもそこまでアドバンテージがあるとは言えず、敵の攻撃に合わせてバックしたりシャウトを使ったりで十分に立ち向かえる。 魔法も手に装備するというシステムと相性が悪く、魔法使ったあとで両手武器に持ち直すといちいち抜刀からやり直しになるため煩わしい。 総じて、バランス型の剣盾、手数とスピード決戦の二刀流、一撃で叩き潰す両手武器の三竦みになり損なった印象が強い。 格闘スキルの弱体化 格闘スキルが撤廃されてしまったので素手格闘キャラを作りにくい。 前作も付呪で威力や効果を底上げできず、リーチも短い不遇アクションではあったが、関連スキルがほとんど消えたことで威力を伸ばす方法が重装スキルのPerkと防具の格闘付与しかなくなってしまった。 カジートには素手格闘にボーナスがあるのだが、この問題のせいで後半は死にステータスになる。 バランスブレイカーになりがちな隠密スキル 隠密スキルのPerkに、ダガーでの隠密攻撃の威力が15倍になるという、凄まじい倍率を誇るスキルが存在する。 加えて暗殺者ギルドのクエストアイテムには隠密攻撃の威力を2倍にする装備も存在し、両者を併用すると倍率が30倍まで跳ね上がる。 これだけならば「隠密=不意を突いて即死させる」というイメージに即したデザインと言えなくもないが、さらにツリー最終盤に「戦闘中であろうと隠密行動することで、短時間ながら強制的に隠密状態になる」というPerkもあるため、敵の前で隠密 → 攻撃 → 隠密…を繰り返すことで30倍の攻撃をし続けられてしまう。 隠密行動がしゃがんているポーズであることからこの戦法が「屈伸」と呼ばれることも。 とは言え、ダガーは素の攻撃力値が最も低い上、片手剣スキルに威力アップのPerkがないといった特殊な武器カテゴリなので、少々行き過ぎたもののこれもバランス調整ともいえる。 プレイヤーが隠密状態でもフォロワーや馬と交戦していると隠密攻撃は成立しないため、単独行動をするであろう暗殺者RPなどには、ダガーのフィニッシュムーブや、隠密攻撃倍増アイテムの取得条件も相俟って臨場感も高まる。 『Skyrim』で最重要な「弓」 今作の肝であるドラゴン戦ではダメージを与えて地面に落とさないと接近戦に持ち込めないこと、上記の通りプレイヤーの攻撃魔法関連が弱体化したこともあって弓矢・ボウガンは飛び道具としてのウェイトがかなり強くなっている。 うまいこと隠密攻撃も組み合わせると敵の瞬殺も容易であり、下手に接近戦を行うよりも効率、威力が高い。 そして、ドラゴン戦は比較的頻繁に対空戦をやる羽目になるので、『Skyrim』で生き延びるのに必要不可欠と言うレベルで重要な武器となった。 水中で抜刀できない 今作では泳いでる最中に武器や魔法で攻撃ができなくなっている。武器を抜いたまま水中に入ると自動で仕舞う。 水中にはスローターフィッシュという敵がいるのだが潜ってる最中に攻撃できないので、水中で宝探ししてる際などに見つかったら陸まであがらないと反撃できない。 また、ファストトラベルしようとしたときにスローターフィッシュに見つかってると「戦闘中にはFTできない」という仕様により、戦闘状態解除されるまで離れるか倒さないとFTできなくなる。 しかし、水中にいるスローターフィッシュはかなり見つけにくいのでどこに敵がいるのか全く分からない状態になることも。 また、水中にいるので弓矢も当てづらい。しばらく動かずにいると水辺までやってくることあるので剣を当てることができるようになるが…。 鍛造・武具関連 鍛冶関連の強化が強力すぎる。ある程度のレベルの装備は適切なスキルと能力さえあれば、本来なら伝説の品であるデイドラアーティファクトすら軽く越える攻撃力まで仕立て上げることができてしまう。 今作は装備の強化率に上限がないため、鍛冶スキルのPerk(特定の武具を通常の2倍に強化するもの)と鍛造スキルを一時的に上げる魔法や薬品などを併用すると、天井知らずのダメージをたたき出せる物が作れてしまう。 付呪や錬金術で鍛冶スキルを一時的に上げる薬があれば対応Perkがなくても同様のことができるが、バランス関連の面からやり過ぎだとする声も多い。 ドラゴンの鍛造術に対応する武器が用意されていなかった 鍛冶のスキルツリーは軽装(鋼鉄 → エルフ → 高度(一部重装備含む) → 碧水晶 → ドラゴン)と重装(鋼鉄 → ドワーフ → オーク → 黒檀 → デイドラ → ドラゴン)の2分岐だが、どちらも鋼鉄に始まりドラゴンに終わる形となっている。 上を見れば分かるように、軽装は重装に比べ製作できる装備が1種類少なく、そしてドラゴン装備の武器はDLC「Dragonborn」が無いと使用できない。 これを抜かすと重装はデイドラ装備(レベル90)で作る武器が最強武器なのに対し、軽装は碧水晶装備(レベル70)が最強武器となってしまい、ステータスが大きく劣ってしまう。 かと言って重装に問題がないわけではない。結局レベル100のドラゴン装備はあくまで軽装分類であるためか、レベル90のデイドラ装備の方が防御力が高い。 よって、よほど隠密プレイに拘らないならレベル100まで上げてドラゴン装備を作る必要性は存在しない。ドラゴン装備の方がデイドラ装備より軽いという点も「装備している重装鎧の重量がなくなる」というPerkのために最終的に無意味になってしまう。 正直使い道のないキネクトコマンドや騎乗攻撃を追加するより、軽装系アイテムの性能をアップデートで修正してくれた方が…。 「全身を軽装or重装で揃える」や「全身同じシリーズの装備を付ける」と防御値にボーナスいうPerkがあるため色んな防具を装備するといったコーディネートにも制約が出てる。 前作と比較しての問題点 シリーズ物の宿命か、この作品も前作『Oblivion』と比較されることが多い。 上記したバランス面などに加え、以下の2点についてもWin版ではMODが作成されているため、ユーザーによっては余り気にならないこともある。 バランス調整で講呪(オリジナル呪文の作成)廃止や錬金術・付呪のシステム変更による自由度の減少(*18)。 基本的には関連するクエストを完了すると対応する特定NPCから不死属性が外れるが、どうやっても不死属性が解除されないNPCが幾つかいる。 中でもメインクエストに関わるあるNPCはかなり性格に癖があり嫌われているが、最後まで不死属性が外れない。 メインやギルドクエストも含めて全体的にストーリーが淡泊。誤訳のせいも多少あるが盛り上がりに欠ける場面や結局なんだったんだ?と思ってしまう展開が多い。 メインクエストは世界の脅威となるアルドゥインを伝説の力を持つ主人公が撃破するという流れなのだが、そもそもドラゴンが街や人々を積極的に襲う描写はランダム登場イベントに頼っている上に、またプレイヤーを英雄として持ち上げる展開も少ないため壮大な割に味気ない。 アルドゥインを見事滅ぼしても周囲からはほとんど褒めてもらえない。『Oblivion』でたとえるなら、クヴァッチを解放した直後よりも賞賛の声が少ないほど。むしろ内戦の停戦協定の際に単なる議長扱いされるなど、英雄なのに扱いが微妙に悪い。 各ギルドクエストや内戦クエストではどれも新人(主人公)がなぜか周りから絶対の信頼を得、あれよあれよと出世コースを歩み、あっという間にトップに登り詰めるというスピード展開になる。 前作と違って、単純な目標のクエストはランダムイベントとしてギルドメンバーから与えられるようになったためこのような展開になったのであろう。そのため、出世した後でも部下から仕事をもらうという変な状態に。 ユーザー間で恐らく最も評価の高い盗賊ギルドクエストでも基本的に一本道であり、あれこれとパシリをさせられた上でリーダーを押し付けられるが回りの部下共の態度は「仕事する気があるならやってこい」という有様。 良き兄貴分として人気のブリニョルフに至っては、「今用事あるから後でな」と相手すらしてくれなくなる始末である。 『Oblivion』で描かれたプロデューサーの趣味であり持ち味である、コテコテの王道展開がダークファンタジー的な重い展開を好む古参ファンにウケなかったことで迷いが生じたのだろうか。 メインクエストの途中に関わってくる内戦クエストも存在するが、両方終えたとしても文字通り「内輪揉め」を治めただけでなんの解決にもならない。そもそも混乱の種は「他国」の侵略なので…。 それなりに印象に残る内容になっているのは、せいぜい闇の一党と盗賊ギルドぐらい。ライトユーザー向けに簡素にした部分や古参向けに原点回帰しようとして失敗した部分が叩かれやすい傾向にあるようだ。 本作発表前に『TES』シリーズの生みの親であるケン・ロルストン氏が定年退職しており、海外のファンの間ではストーリーの出来について心配がされていたが、それが当たってしまった格好になっている。 会話モードがなくなった影響か、キャラクターはほぼ無表情。リアリティといえばそれまでだが、前作では好感度の高いNPCは満面の笑みを浮かべ、低いとしかめっ面になるなど多数の表情を見せていただけに残念がる人も多い。 三人称視点モードではキャラクターはなぜか真正面を向いたままになっている。NPCはきちんとこちらを見るようになっているのだが。 そのため、たまにNPCから話しかけられることがあるがあらぬ方向を向いたまま会話するような状態に見えてしまう。 また自キャラクターは瞬きを一切せずに正面一点を見つめ続けているため、生気を感じられないマネキンのように見えてしまう。 Win日本語版について 本作のWin版はSteamに正式対応している。一度Steamから購入してDLするか、パッケージを購入してシリアルキーを入れれば、後は何度でもプロパティから言語を選んでDLできる仕様になっている。 しかし、発売前Twitter上でゼネラルマネージャーの高橋氏が「日本での販売は日本語のみ」という旨のつぶやきを掲載してPCユーザーを混乱させた。 Steamに対応した作品では購入したユーザーの国籍毎に利用できる言語が制限されている場合があったり、その販売代理店が作ったエキサイト翻訳のようなローカライズで日本語化を強制される物もある。 それならまだしも一切翻訳されていなかったり、いわゆる「おま国(*19)」でゲーム自体が販売・合法なプレイ許可すらされないなどのケースが極めて多く、それは現状でも減っていない。 ゼニアジによる本作の日本語版についても、パッチ作成速度が非常に遅々として進まないうえ、現在でも非常に多くのMODで必要になるSKSE(Skyrim Script Extender/スクリプト拡張MOD)に対応されなかったため、国内プレイヤーの一部からはWin版の意味が無い劣化版だと絶望視されていた。 結局は高橋氏がSteamの仕様を理解していなかっただけのようで(*20)、問題無く日本からの購入で英語版(含む他言語版)も選択可能だった。 ちなみに、当初2バイト文字に対応していなかったオリジナル版も、日本語版発売前のver1.3で直々にマルチランゲージ対応になっているため、日本語版独自のバグを避け、日本語版のデータと英語オリジナル版の実行ファイルを組み合わせた(*21)自家製ハイブリッド版を製作するWin版ユーザーが非常に多い。 最初から対応していればゼニアジが独自に実行ファイルを作ることもこの混乱もなかったのに…と、ベセスダとゼニアジの連携の悪さを指摘する声もある(*22)。 その他の問題点 いつでもどこにでも現れるドラゴン 今作の目玉でもあるドラゴン戦は、前作の「オブリビオンの門」よろしくだんだん面倒になってくる。報酬もあまりよろしくない。 ゲームを開始した直後であれば強敵として主人公に立ちはだかるが、レベルも上がってスキルや装備が整うと雑魚に等しい相手になる。 それだけならまだいいが、シャウトの習得にソウルが必要という関係でメインクエストを終えてもいつまででも現れる。 しかも、時間経過で出現率が少しずつ増加するので、1.9パッチが追加されるまでメインクエスト終了後の方が出会う頻度が高くなることも。 また、特定の都市では街内にドラゴンが出現することがあり、その場合は店員やクエストに関わる重要NPCが殺される可能性もある。 NPCもNPCで、基本的に逃げたり物陰や屋内に隠れたりの行動はしないので、NPCが死なないよう祈りつつ一刻も早く倒すしかない。 高位のドラゴンである「エンシェントドラゴン」やDLCの「崇拝されしドラゴン」が現れようものなら凄まじい大虐殺となる。 NPCを守るために自分が盾になろうにも、ドラゴンに群がるNPCを誤って傷つければ周囲の全NPCが敵対するため迂闊な攻撃もできない。 魔術師プレイだと体力的・防御力的にも住民を盾にする他ないため、相当難しく厳しい展開となる。 しかも街内に出現するドラゴンは、フィールド上で遭遇する野良ドラゴンと違って、倒さない限りは時間を置いてもいなくならない。 逃げても戻ればまた出現するため、ドラゴンを倒せない序盤で遭遇してしまうと、倒せる強さになるまでその街に近寄れなくなることも…。 ドラゴンを倒すと手に入る「ドラゴンの骨」「ドラゴンの鱗」は高額で売れるため、序盤の金策にはなるのだが相当な重量なため全部手に取ると重量オーバーになることもしばしば。 また、高額で売れるが故に1人の商人に全て売りさばききれなくてあちこち回ることもよくある。 死亡したNPCの死体がいつまで経っても処分されない。 衛兵などのモブNPCは一定時間が経過すると死体が消えて無くなるのだが、名前付きやクエスト関係で独自のコードを持った名無しNPCが死ぬと死体がその場にずっと残り続けたままになってしまう。言うまでもなくゲームエンジンへの負担の一因になる。 一度結婚すると離婚ができない。 死ぬまで生涯の伴侶となる。一応、結婚イベントで二度と離れられない点を神父から忠告される。 同様に養子も一度取ると変更できなくなる。養子は最大で2人までなのだが、こちらは特に説明がない。 取り返しのつかないクエスト 『Morrowind』ほどではないが二者択一を迫られるクエストが多い。顕著なのがメインクエストに絡む内戦クエストとブレイズ・グレイビアード関連。 内戦は帝国・ストームクロークどちらにつくかを選ぶことになる。そして内戦クエストクリア後はスカイリム各地に影響が及び、特に序盤で訪れ、その後も何度か世話になるホワイトランにはかなりの変化がもたらされる。 保留してもメインクエストの手間が増えるぐらいで、さしたる影響は少ないのが救い。 一方、メインクエストが終盤に差し掛かると、ブレイズからあるNPCを抹殺するまで敷居を踏ませないと追い出される。こうなるとその依頼を満たさないかぎり従者をブレイズに入隊させられなくなるが、依頼を達成するとグレイビアードから嫌われてしまうなどのデメリットが発生する。 これに関しては「ブレイズが協力してくれなくても大勢には影響無い」「抹殺対象のNPCの人気が非常に高く、逆にブレイズ側のNPCはそれ抜きでも嫌われている」などで海外でもかなり問題にされている。 事実として該当キャラを殺さず従者のブレイズ入隊などを可能とさせるストーリー改変MODが複数作られていた。逆に殺害を言い渡してくるキャラクターの不死属性を解除し殺害可能にするバイオレンスなMODまで存在する。 + ネタバレ注意 殺害対象となっているのはドラゴン・パーサーナックス。彼はアルドゥイン打倒のためにプレイヤーに協力してくれるうえ、敬意を持って接してくる人格者で、多くのプレイヤーに殺害をためらわせるほどの人気NPCである。 対して問題視されているブレイズ側のNPC・デルフィンはそもそもドラゴンボーン(プレイヤー)を守る立場であるにもかかわらず常に上から目線で命令を繰り返し、癖の強いスカイリム住人の中でもわりと飛びぬけて好感度の低い、嫌悪感すら抱かせるキャラクターとなっている。 もっとも会話の選択肢を見る限り嫌われキャラなのは開発の意図したとおりであると取れるし、サルモールとの孤立無援の戦いを続けてきた彼女の行動と視点を注意深く考察すれば、そこに破綻は少ないのがわかる。 また、パーサーナックスも過去に人間を惨殺したため命を狙われることにも理解を示している。 ゲーム中の利害関係だけ考えても、ブレイズからの殺害指令を撥ね付けるとドラゴンからのダメージを抑えるアビリティが取得できないなどのデメリットがあり、パーサーナックスを殺害した場合はドラゴン退治にブレイズメンバーを派遣できるメリットがある。 対してグレイビアードはパーサーナックスを殺害すると、シャウトの言葉の石碑の在り処を教えてもらえなくなるというデメリットがある。 アイテムの設置 「自宅にアイテムを設置して自分だけのお城にコーディネート」は前作や『Fallout』シリーズでも非常に親しまれている遊び方である。 しかし本作では物を掴むと強制的に重心を掴む仕様となり、アイテムを回転させつつ望んだ角度で設置するということが極端に難しくなった。 例えば「器」というアイテムを掴んだ場合、どの角度からどこを掴もうが必ず同じ場所を掴み、重さによってゆっくり裏返る動きをする。 これのせいでアイテムを望んだかたちに配置するのが非常に難しくなり、コンシューマ版で部屋のコーディネートの難易度が大幅に上がってしまった。 仮にうまく置けたとしても、マップを切り替えて再度戻ると明後日の方向に吹っ飛んでいることがザラ。 ハードコア要素無し 特に『New Vegas』のプレイヤーからの不満で、同作で好評だったハードコアモードは実装されなかった。 本作には多数の飲食物が用意されているが、何らかのバフ効果のあるものはごく僅かに過ぎず、ほとんど死に要素と化している。 睡眠も然り。本作は『Fallout』シリーズと異なり待機でHPを回復できるため、スキル上昇速度UPのバフ効果を得る以外に眠る必要性が一切ない。 後の『Fallout 4』にもハードコアモードに相当するサバイバルモードが実装されたため、同モードの人気の高さがうかがえるだろう。 2017年にCreation Clubにて「サバイバルモード」が配信され、念願のハードコアモードが実装されるに至った。 売買関連 『Fallout 3』と同様に商人の所持金が少なく、売買のために様々な都市を右往左往する羽目になる。 一応は商人の所持金を増やす公式的な方法も用意されているが、話術レベルを70/100まで上げないと該当のPerkを取れない。 話術のスキルレベルは他と比較しても上げにくく、Perkにも優先順位が高いものが少ないこともこの問題を助長させる要因である。 盗賊ギルドに加入すれば、最大で4000ゴールドの所持金を持つ盗賊商と取引が可能になるが、これはあくまで「最大で」であり、初期状態の盗賊商の所持ゴールドは他の商人と大して変わらない。 増やすには「特定の都市でミニクエストを5回クリアし、さらに特殊クエストをクリア」の流れを4回、合計24のクエストを消化せねばならず、かなりの作業を強いられる。その5回のクエストを何処でするかはあくまでランダムで決まるので、「最低でも24回」である。 また、レベルが上がると入手できる戦利品のグレードが跳ね上がり、盗賊商の高額な所持金でさえも追いつかなくなってしまう。また、金稼ぎ用に高価や薬品や符呪装備を作ったら単品で商人の所持金を軽く超えてしまうことも多々ある。 商人の所持金が有限なのはリアルとして間違いでは無いのだが、ダンジョンで入手した多数の宝をお金に換えることすら満足にできないのはやはりロールプレイにおいてマイナスであろう。 オートセーブ 本作はデフォルトでオートセーブがされるようになっており、一定時間経過などのタイミングでオートセーブされる。 しかし、死亡時に最新のセーブデータが自動でリロードされる仕様のため、オートセーブのタイミングが悪いとゲーム再開と同時に死亡する詰みデータが出来上がってしまうことも。 DLC関連 DLC1「Dawnguard」を導入すると、レベル10以上かつ夜間に吸血鬼が大挙して町を襲うというランダムイベントが発生する。この襲撃イベントはドラゴン襲撃イベントよりも発生頻度が高く、かなりの人数で襲ってくるため高確率で住人に死者が出てしまう。 吸血鬼襲撃で死んでしまったNPCはほぼ間違いなく吸血鬼の死霊術で死の従者となってしまうため、もはや倒すしか方法がない。また、従者化したNPCは死ぬと灰になるため、Win版でコンソールを駆使しても生き返らせることができず、これも評判を悪くしている。 このイベントを避けるには「夜に町に入らない、近寄らない」「FTで町に入らない」などの注意をせねばならず、かなり窮屈な思いをすることになる。レベル10になったら速攻で「Dawnguard」をクリアしてしまうという方法もあるが、いずれにせよ自由なプレイを阻害する要素になりえる。 なお、これがあまりにも不評だったせいか、後に発売されたSE版ではこの襲撃イベント自体が削除された。 DLC2「Hearthfire」は、格安で土地を購入できる代わりに、資材を集めて自分で家を建築する…という内容である。こう書くと良さげに思えるが、家具を制作するための要求素材があまりにインフレしており、膨大な資金・素材・労力を求められる。 家を作っただけでは家具が一切ない状態のため、クラフト設備・タンスや武器庫等の収納・装飾等は素材を集めて自作する必要がある。しかしこれらは1回の製作あたり1~2個しか作られず、まともな自宅に見えるよう多数作ろうとすると、素材がいくらあっても足りない。それがどれほどかと言うと、丸太300本・鉄のインゴットを300個用意しても瞬く間になくなり、全体の3割程度しか作れないというレベル。なお、丸太300本の価格は3000G、鉄のインゴット300個は話術レベルにもよるが概ね5000G前後。普通に家を買った方がマシである(*23)。 インゴットや丸太以外の要求量も多い。例えば「スローターフィッシュの剥製」を作るとして、このスローターフィッシュは水中を泳いでいる時に稀に見かける程度の敵。そして剝製の製作にはこれを倒して入手できる鱗を4個も要求され、4個集めて製作したところで作られる剥製は1つぽっきりである。 そもそもの話として、「Hearthfire」で購入できる自宅はいずれも要塞から遠く離れた僻地にあり、使い勝手が非常に悪い。アイテムの売却にはいちいち最寄りの町まで飛ばねばならず面倒この上ない。一応、結婚すれば配偶者が取引相手になってくれるが…。 ちなみに、後のAE版ではクエストクリアで無料入手、もしくは7500Gを払うだけで入手できる自宅が多数追加されている。一部は自宅内からファストトラベルでき、いずれも設備はほぼ全て揃っているなど至れり尽くせり。完全に「Hearthfire」の立つ瀬がない。 MOD関係 Win版では以前の作品でも配布されてきた公式のMOD作成ツールが公開されているが、ゲームエンジンが変わったせいかバグが多い。MODの導入が英語版仕様かつ外部ツール併用前提である一因。 有名なところでは「新しくNPCを作成すると普通より顔が黒ずむ」や、「モーション変更が難しい」と言った物から、マルチリンガル対応化の弊害で、大手MOD配布サイトでの配布を視野に入れた場合、中身がなんであれ、他の言語のテキストファイルを用意する必要に迫られる(*24)など、MOD製作者とユーザー双方に負担が増えた部分も多い。 前作ではMP3ファイルを音楽フォルダに放り込むだけでBGMの追加・差替が可能だったが、今作ではBGMのフェードインアウトに特殊な処理を施している関係で専用ファイルへの変換が必要であるなど、かなり手間がかかる。 総評 自由度を許容するシステムの受け皿がシンプルにまとまりつつも広くなったことで、美しい景色と心躍る冒険が待ち受ける広大なフィールドを気分の向くまま冒険する楽しさは格別に。 「キャラクターになりきって遊ぶ」という、本来の意味でのRPGの1つの完成形とも言える。 ただしゲームの持つ世界観や雰囲気に没入できず、かつ据置機版ユーザーなどMOD導入ができない場合には、難点で上げた問題点の数々が襲いかかる。 そういう意味で本作は、短所を埋めることで手堅くまとまるのではなく、これまでと同じく長所を出来る限り伸ばす一点突破戦法で評価を勝ち取った、やや癖の強いゲームと言える。 余談 本作は元々当時の次世代機(PS4/One)で発売する予定だったが、その次世代機の登場があまりにも遅いため仕方なく要素を削って現行機(PS3/360)で発売したという話がある。 発売前のPVで登場したシャウトの掛け声やNPC衛兵の台詞「膝に矢を受けてしまってな」がプレイヤーを中心に流行し、国内、海外ともに知名度の高いネタになっている。 テーマソングの盛り上がった所で発せられた「フス・ロ・ダー(*25)」のシャウトは国内だと「トシコシダー」などの空耳ネタが流行り(*26)、海外では様々な映像とそのシーンのシャウトを合わせたネタMAD動画や実際にシャウトして何かを吹き飛ばす動画作品が大量に作られた。 「膝に~」は衛兵のデフォルト会話にこの台詞を設定してしまったため、あちらこちらの街や城の衛兵が皆「昔はお前のような冒険者だったが、膝に矢を受けてしまってな…」と言い出すことから。海外では「膝に矢Tシャツ」なども造られるほどのミームとして浸透した(*27)。 先述通り、英語版には相当に有名な役者が多数参加している。狩猟の女神アエラの声を担当するのはワンダーウーマンのリンダ・カーター、アーンゲール役はサウンド・オブ・ミュージックでトラップ大佐を演じたクリストファー・プラマー…。 そしてストーリの根幹に関わっている、あるドラゴンの声を担当しているのは、なんとマリオの声優として日本でもお馴染みのチャールズ・マーティネー氏である。 発売から10年以上経った現在でも本作は高い人気を誇っており、中には500以上のMODを導入して4K解像度・レイトレーシングに対応させるプレイヤーまで存在している。 その後の展開 2018年6月にナンバリング最新作である『The Elder Scrolls VI』が正式に発表された。しかし、この発表段階ではまだ開発は始まっておらず、発売も同時に発表された『Starfield』より後になるとのことで、続報は何年も先になると明言された。 その『Starfield』は2023年9月6日にXSX/Winで発売され、加えて同年6月には『VI』の発売がそこから5年以上先となり対応機種も未定であることが公式に明言された(*28)ため、発売時期は2028年以降となることが確実になっている(参照)。 さらに、2018年11月15日に発売された同社の『Fallout 76』の出来の悪さから『VI』を不安視する声もあり、本作が発売された頃とは異なり『TES』シリーズを取り巻く状況は怪しくなってきている。 なお、『VI』についてBethesda GameStudioのゲームディレクター兼製作総指揮者であるTodd Howard氏は、「10年以上遊んでもらえる作品を目指してデザインを進めている」と語っている。 The Elder Scrolls V Skyrim Special Edition 【じ えるだーすくろーるず ふぁいぶ すかいりむ すぺしゃる えでぃしょん】 ジャンル オープンワールドRPG 対応機種 プレイステーション4Xbox OneWindows 7/10 発売元 Bethesda Softworks 開発元 Bethesda GameStudio 発売日 2016年11月10日 定価 【PS4/One】5,980円【Win】4,200円 プレイ人数 1人 備考 Win版は発売前に無印所持なら無償 レーティング CERO Z(18才以上のみ対象) 判定 良作 ポイント DLC全部入りのリマスター版家庭用機でもMODに対応 概要(SE) 2016年のE3で発表された『Skyrim』のリマスター版。通称SE版(*29)。 ただのリマスターではなく、PS4/Oneでも公認MODが扱えるようになっているのが最大の特徴。 評価点(SE) グラフィック・ビジュアルの強化 オリジナル版より高解像度のテクスチャを使用。 ゴッドレイ、深いSSAO、TAA(Temporal anti-aliasing)、動的に変化する被写界深度の実装(ダイナミックDoF)といった要素を実装、見た目が鮮やかになっている。 上述のゲームジャムで試作された「水流が自然に、障害物に応じて変化する」などの画質改善の公式MODや、「雨や雪が屋根を貫通せずより自然に」といったものも実装されている。 家庭用機でMODに対応 この当時、ベセスダは家庭用機でもMODを使える環境を導入できるように推進して来た甲斐があってか、Bethesda.netと連携したMOD機能が正式実装された。 ただ、これによる拡張はPCと同様とまではいかない。UIや戦闘システムなどゲーム仕様に抵触する(SKSEを要する)MODは投稿できず、さらにこの機能によって何らかのMODを適用するセーブデータの場合は実績・トロフィーは無効化されることになる。 LE版では実現しなかった有償アドオンも「Creation Club」として実装。こちらでは魔法の矢や、上述したハードコア要素を実装するサバイバルモードなどが販売されており、『Oblivion』の小規模DLCのような使い方がされている。 賛否両論点(SE) リマスターについて 発表された2016年の時点でオリジナルの発売から5年経っており、ファンはそろそろ次回作『VI』の足音が聞こえてきてもおかしくないと期待していたのでリマスターの発表には落胆の声も少なくはなかった。 オリジナルで配布されたMODはファイルによって互換性があるものとないものがある。特に3Dモデル追加を伴うものやモーションを変更するようなMODはSE用への変換が必要で、SE版の配布を断念されたものも少なくない。 Creation KitもSteamからダウンロードできるLE専用のものに対しBethesda.netランチャーからダウンロードするSE専用のもので分かれており、ModderはLE版とSE版の両方に出力するなど手間が増えている。 発売直後はSE版のMODも数は少なかったが、発売からさらに数年が経過した現在ではSE版専門のModder増加、各種ツールの充実によって移行は概ね果たされている。 装備MODなどはそのまま流用できない場合も多々あるわけだが、3DモデルをSE用・LE用に変換できるツールが登場しているのでコンバートの手間も低減されている。 セーブデータ移行は極めて困難。Win版は手動で移行可能なバニラ環境ならともかく、MODを使用していたデータの場合は齟齬が起きるので移行は事実上不可能である。 また、アップデートが時々行われており、(Win版であっても)これによってMODが動かなくなることがある(*30)。 問題点(SE) 大半のバグはそのまま 発売から5年が経ち、ユーザーによるバグFixパッチは改めて出ている状態なのだがオリジナルで散見されるバグはほとんどそのまま。 むしろ以前にはなかったバグが見つかっていたなど安定のベセスダクオリティを見せつけてくれた。 日本語版も誤訳は修正されていない。音声は録り直す必要があるので難しいだろうが、「オークのの錬金術の篭手」といったテキストしかないような箇所すら直っていない。 MOD対応の格差 ベセスダがソニーにMODが使用できるよう交渉していたが、一旦ソニーが断ったためPS4でMODが使用できないと公表されたが、後に撤回しPS4でもMODの使用が解禁された。 しかし、Oneが外部アセットも含めて最大5GBまでMODが導入可能なのに対して、PS4ではゲーム内アセットに限られ(*31)最大1GBまで、と大きく制限されており格差が存在する。 また、PS4/One共にMODのダウンロード失敗や入れたMODを削除するなどでゴミデータが残ってしまい、それが容量を圧迫していくという問題もある。 ゴミデータはセーブデータの予約領域を削除することで消せるが、入れていたMODも全て消えてしまうなど不便な点が多い。 総評(SE) 名作RPG『Skyrim』がより美しく楽しめる上に、家庭用機でもMODが導入可能に。 すでにオリジナルでMODを入れまくって遊び尽くした、という人には魅力はないかもしれない。 だが、今から『Skyrim』を遊びたい、MODを気軽に体験してみたいという人であればこちらのSE版を手に取ることになるだろう。 余談(SE) Win版は発売前にLE版相当(本体と3つのDLC全て)を所有するユーザーには無料で配布された。 なお、2012年には無料DLC「Skyrim High Resolution Texture Pack」がすでに配信されていたので、同DLCを適用した旧版と比較するユーザーが多かった。 発売後このキャンペーンは終了しており、現在ではSE版のみ検索・購入可能な状態になっている。 なお、Win版であってもSE版と通常版ではMODが違うので、これから人のプレイ動画やブログなどを見て始める人は特に要注意。対応したバージョンがない場合がある(*32)。 SE版の発表前、Bethesdaは「次世代機用ゲーム開発の経験を積むためにOneに『Skyrim』の移植を行った。グラフィック周りは作り直しが必要だった。 この移植版はあくまでも学習用で発売の予定はなく、その経験を元に『Fallout 4』を開発した」と『Fallout 4』関連のインタビューで語っていた。 SE版がグラフィック面で向上している一方、バグや誤訳などがそのまま放置されていた理由は、元々はただの社内プロダクトであった移植版を改めて製品化したためと思われる。 Bethesdaも問題は認識していたようで、発売前から非公式バグ修正MODの作者に情報を提供し、SE版のリリースを要望していた様子。 The Elder Scrolls V Skyrim(Switch版) 【じ えるだーすくろーるず ふぁいぶ すかいりむ】 ジャンル オープンワールドRPG 対応機種 Nintendo Switch 発売元 Bethesda Softworks 開発元 Bethesda GameStudioIron Galaxy Studios 発売日 2018年2月1日 定価 6,980円 プレイ人数 1人 レーティング CERO Z(18才以上のみ対象) 判定 良作 ポイント ベセスダSwitch参戦第1弾(発表順)ゼルダとのコラボ装備あり 概要(Switch) Nintendo Switch初報PVの中で明らかにされた名作RPG『Skyrim』の移植作。 SE版をベースにSSAOの削除やMOD非対応などでSwitchへの最適化が施されている。 評価点(Switch) いつでもどこでも『Skyrim』 PVでも表現されていた通り、家では大画面で、移動先ではテーブルモードでと、まさにSwitchの特性を活かしていつでも大冒険が可能。 スキル上げや鍛冶などの作業の多い本作ではこの点の作業も寝転がりながらできて快適。 HD振動・ジャイロ操作対応 意外なほどにJoy-Conの機能が利用された操作アレンジが行われており、様々な箇所で固有の体験ができる。 剣を振った時や弓を射つ際に細かな振動で臨場感を与えてくれる。 ピッキングはHD振動がヒントになり、ピッキングのPerkが不要になるほどに簡単になっている。 弓矢はジャイロ操作で狙いをつけられる。エイムのやりやすさはWin版のマウス操作やVR版に比肩する。 不評だった吸血鬼襲撃イベントの削除 DLC1「Dawnguard」を入れていると起こる、町への吸血鬼襲撃イベントが削除された。 住民への死者が出やすく、町の出入りに気を使うなど自由なプレイを阻害していたのでプレイヤーには歓迎された。 吸血鬼が旅人を装って襲ってくるイベントは残っているが、1人なので対処は楽。 賛否両論点(Switch) MOD非対応 最も後発の発売であるが、家庭用版でもMODへの対応が可能になったSEと比べると残念に感じる。 問題点(Switch) Switch版独自のバグ(アップデートで改善済み) 日本語版でのみ、クエストに関連する書籍の一部が白紙になることがある「白紙バグ」が確認されている。 よりにもよってメインクエスト序盤の「ブリーク・フォール墓地」でもこれが発生。謎解きのヒントが書かれているものも含まれるため、RPGとしてはかなり致命的。 ただし、これらは他の不具合を改善した際の予期せぬ副次的な効果で治ったに過ぎず根本から解決した訳ではないので、今後のアップデートで再発する可能性もないでは無い。 その他、たまに雑音が鳴るといった現象も存在する。 これを防ぐ手段は今のところ無く、「ゲームを再起動すれば頻度が低くなる」とも言われていたが効果の程には疑問が残る。 実際に聴いてみるとよく分かるが、何の前触れも無く突然に鳴る上に結構耳障りな音である。 なお、これは最新のアップデートでも改善されていない。 総評(Switch) すでに発売から7年経っているが、今遊んでも充分楽しめる名作RPG。 バニラを手軽に遊びたい既プレイ者や、これから『The Elder Scrolls』シリーズに初めて触れる初心者にはオススメできる選択肢であろう。 余談(Switch) 『ゼルダ』とのコラボで「マスターソード」「ハイラルの盾」「英傑の服」が手に入る。 ゼルダに関連するamiiboを読み込ませるか、スカイリムのとある場所に置かれた宝箱を発見すれば一式手に入れられる。ユーザーMODでは定番ネタだったが、公式で登場と相成った。 ニンテンドーeショップで日本語以外の音声データをダウンロード可能。 音声をダウンロードしたら、Switch本体の言語設定を変更することで対応した言語音声を再生可能。 ただし字幕まで変わってしまうので日本語字幕+英語音声といった組み合わせは不可能。 ベセスダが任天堂機に参加するのはFC時代の『ウォーリーを探せ!』以来となっている。 先に参加を発表したのは『Skyrim』の方だが、世界的には『DOOM (2016)』の方が先にSwitchで発売された。 なんと任天堂が直接!紹介映像を配信している。任天堂がCERO Zのタイトルの紹介映像を流すのはこれが初となる。 ナレーションは他の任天堂のCMでもお馴染みの窪田等氏が担当。ただし、一部ゴア表現が入っているので苦手な人は注意。 かつて一部のサイトで囁かれていた、Switch版のPVで大々的に発表された映像が無断使用という情報は完全なデマである(参照)。 概要で述べたようにSwitch版は本来MOD非対応なのだが、それでもSwitch向けツールキットである「NX Toolkit」を始めとした非公式なMODが40以上も存在している。詳細はこちら。 なお、言うまでもないがSwitchは本来MOD等の改造には対応していないので、導入はWin版以上に自己責任であることを留意されたし。 Mini SNES(ミニスーパーファミコン)の発売を記念して、「もしSNESで『Skyrim』が出ていたら…」という趣旨のボックスアートが公開された。それがこちら。 前述の通りSwitch版『Anniversary Edition』がダウンロード専売でリリースされており、このSwitch無印版からアップグレードも可能となっている。 The Elder Scrolls V Skyrim VR 【じ えるだーすくろーるず ふぁいぶ すかいりむ ぶいあーる】 ジャンル オープンワールドVRRPG 対応機種 プレイステーション4 (PlayStation VR)Windows (Steam VR) 対応VRヘッドセット HTC Vive Oculus Rift/Quest (*33) Valve Index Windows Mixed Reality 発売元 Bethesda Softworks 開発元 Bethesda GameStudio 発売日 【PS4】2017年12月14日【Win】2018年4月3日 定価 7,980円 プレイ人数 1人 レーティング CERO Z(18才以上のみ対象) 判定 良作 ポイント 本家リリースとは別バージョンベセスダのVR作品で唯一Oculus対応 概要(VR) SteamVR及びPSVRに向けたVR対応版。 通常版の原作とは別なので、遊びたい場合はVR版を別で買い直さなければいけない。 評価点(VR) VRに対応したことで上がった没入感 VRに対応したことによって没入感が上がり、冒険をしている感覚がより強くなった。リバーウッドの街並みも実体感がまして、リアリティを感じられるように。 スケールの大きいドラゴンとの戦闘もVR化により迫力満点。 ワールドのビジュアルにも力を入れた作品のため、VR化でただ散歩するだけでもファンタジー世界を一層堪能できる。 MOD対応、及び互換性。 MODに対応することで、多くのVRゲームにありがちな、コントローラー操作の武器の切り替えが没入感を削ぐといった、痒い所に手が届かない問題点も、MODに対応したことでその多くが対処可能。 SE版とのMODの互換性もあり、過去に楽しんだMODをVRで再び楽しむことも可能。 賛否両論点(VR) 酔いやすい VRゲームにおける課題の1つ、VR酔いは本作でも健在。 ディテールが少し凝っているのと、スティック移動がほぼマスト(*34)のため、本作はVRタイトルの中でも『BONEWORKS』程ではないが比較的酔いやすい。 問題点(VR) MODなしでは操作性が悪い。 武器をセレクトする際も物を拾うときもコントローラーのボタン・スティック操作のため、操作性が悪いだけでなく、没入感まで削いでしまっている。 総評(VR) 発売からかなり経っているが、VRに対応したことでまた新たに蘇った一品。 VRを購入したばかりの既プレイ者や、遊びたいVRタイトル不足に悩むVRプレーヤーが本作に初めて触れる初心者にはオススメできる選択肢であろう。 余談(VR) 本作はベセスダのVRタイトルにおいて唯一のOculusヘッドセット対応作品であり、『Fallout 4 VR』『DOOM VFR』『Wolfenstein Cyberpilot』はOculus Rift/Questに対応していない。 これは、ベセスダの親会社ゼニマックスとOculusにおけるジョン・カーマック氏(*35)にまとわる企業秘密の訴訟絡みによるものだと考えられる。 The Elder Scrolls V Skyrim Anniversary Edition 【じ えるだーすくろーるず ふぁいぶ すかいりむ あにばーさりー えでぃしょん】 ジャンル オープンワールドRPG 対応機種 プレイステーション5プレイステーション4Xbox Series X/SXbox OneMicrosoft WindowsNintendo Switch 発売元 Bethesda Softworks 開発元 Bethesda GameStudio 発売日 【PS5/XSX/PS4/One/Win】2022年9月15日【Switch】2022年9月29日 定価 【PS5/XSX/PS4/One】7,480円【Switch】8,778円【Win】6.050円 アップデート 2,200円 備考 一部コンテンツは無料で提供 プレイ人数 1人 レーティング CERO Z(18才以上のみ対象) 判定 良作 ポイント SE版にCreation Clubのコンテンツを追加 概要(AE) オリジナル版発売10周年記念作品。日本語版はダウンロード専売で、海外でもパッケージ販売はPS4/One版のみとなっている。 3つのDLCである「Dawnguard」「Hearthfire」「Dragonborn」はもちろんのこと、2021年11月11日までに公開されたCreation Clubコンテンツ(*36)を含む500にも及ぶ追加コンテンツをパッケージした決定版。 評価点(AE) Creation Clubコンテンツ全部入り 有料であった公式MODが最初から全て入っている。 装備やアイテム追加といった小規模なものから、新しいクエストやダンジョン追加といった大型のものまで多様。 過去作に登場したアイテムが登場するのでシリーズファンなら手に入れたい。 サバイバルモード 時間と共に空腹や疲労が起こる、環境により寒さが起こる、所持重量の低下、ファストトラベル禁止、体力の自動回復無効、レベルアップが睡眠時のみに限定されるといった要素が追加される高難易度モード。 特に寒さに対するバッドステータスが厳しく、北国スカイリムでは防寒対策を用意しないと移動が大幅に制限される。 サバイバルモードON時のみ、種族に新たな特性が追加される。 設定でいつでもON/OFFできるので気軽に挑戦できる。 問題点(AE) バグ、誤訳 当然ながら新しいバグ、誤訳も追加されている。 日本語版では一部アイテム名や地名が英語表示になってしまうものも。 Switch版で起こった「白紙バグ」は改善されているのが確認されている。 総評(AE) 未だに世界中の人々を惹きつける魅力を持つ『Skyrim』発売から10年の集大成となる決定版。 まだ遊んだことのない人はもちろん、既プレイでもサバイバルモードや新アイテムなど新鮮な気持ちで遊べるので、次回作まで遊んでおくのにちょうどいいかもしれない。 余談(AE) 未だに現役の『Skyrim』 2018年6月に『VI』を発表はしたものの、まだ具体的な話ができない状態のまま『Skyrim』がPS3/360から3世代に亘って発売されたことには、さすがに次回作を待たせすぎだという批判がある。 本作の他にもPS3から3世代続けて発売されるゲームは『Grand Theft Auto V』『Saints Row The Third』があり、大型化するAAAタイトルに共通する問題とも言える。 Creation Clubのコンテンツがまとめて手に入るのは今まで入れてなかった人にはありがたいかもしれないが、すでに導入している人にとっては新鮮味がないだろう。
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現行スレ 【現在】したらば SKYRIM翻訳作業スレ1【翻訳中】 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/53788/1322130952/ 【現在】SKYRIM翻訳作業スレ7【翻訳中】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/game/1322127027/ 過去スレ 【現在】SKYRIM翻訳作業スレ6【翻訳中】 http //logsoku.com/thread/yuzuru.2ch.net/game/1321891909/ 【現在】SKYRIM翻訳作業スレ5【翻訳中】 http //logsoku.com/thread/yuzuru.2ch.net/game/1321782987/ 【現在】SKYRIM翻訳作業スレ4【翻訳中】 http //logsoku.com/thread/yuzuru.2ch.net/game/1321715978/ 【現在】SKYRIM翻訳作業スレ3【翻訳中】 http //logsoku.com/thread/yuzuru.2ch.net/game/1321636904/ 【現在】SKYRIM翻訳作業スレ2【翻訳中】 http //logsoku.com/thread/yuzuru.2ch.net/game/1321616597/ Skyrim翻訳作業スレ http //logsoku.com/thread/yuzuru.2ch.net/game/1321466315/
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以前に中華exe版やSKJAを導入していて失敗する方は、再インストールを推奨します。 Skyrim英語版 1.3での動作を確認してあります。 現在公開されている翻訳データは、ID調査の為のα版です。(IDが表示されます) 最新版日本語化MOD導入手順リンク http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/53788/1330945912/359-365 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/53788/1330945912/434 旧 日本語化MOD導入手順 (1) 最初にダウンロードするもの (2) バックアップの作成 (3) Interfacefont (日本語フォント) の導入 (4)翻訳データを入れる字幕自体が出ない場合 よくある失敗 (1) 最初にダウンロードするもの 日本語フォント (どちらか) ゲーム中で文字が口になる場合は、フォントを変えてみてください 2ch投稿 最新版 (ミラー)こちらの使用を推奨 2ch投稿 旧ver Skyrim翻訳プロジェクト版 v1.1 (プロジェクト版はライセンスフリーのフォントをSkyrim用にしたもの) 和訳データ (2種類お好みで) 有志翻訳+機械語訳版 (1月5日版) http //ux.getuploader.com/SkyrimTransJP/download/11/b0105+2210.zip 有志翻訳+英語原文版 (11月25日版) http //ux.getuploader.com/SkyrimTransJP/download/1/1125+2030.zip (2) バックアップの作成 最初に Steam の Skyrim フォルダの中にあるDataから InterfaceフォルダとStringsフォルダを 適当な場所にコピー&貼り付けでバックアップ。 (3) Interfacefont (日本語フォント) の導入 日本語フォントをどちらか導入しましょう。 ゲーム中で文字が口になる場合は、フォントを変えてみてください 2ch投稿 最新版 こちらの使用を推奨 2ch投稿 旧ver Skyrim翻訳プロジェクト版 v1.1 (プロジェクト版はライセンスフリーのフォントをSkyrim用にしたもの) 中にDataフォルダが入っているので、 これをSkyrimインストールフォルダのDataに上書きする。 導入後、Skyrimを起動しましょう。 文字化けなどが発生しなければ成功。 (4)翻訳データを入れる 翻訳データは、2種類存在します。 有志翻訳+機械語訳版 (1月5日版) http //ux.getuploader.com/SkyrimTransJP/download/11/b0105+2210.zip 有志翻訳+英語原文版 (11月25日版) http //ux.getuploader.com/SkyrimTransJP/download/1/1125+2030.zip です。 英語がわからない人は、機械語訳版をお使いください。 英語がある程度わかって、機械語訳(超訳)が気になる方は英語原文版をお使いください。 「前」「後」は、IDを文章の前後どちらに表示すか違います。 ダウンロードした翻訳ファイルを解凍します。 Skyrim_English.DLSTRINGS Skyrim_English.ILSTRINGS Skyrim_English.STRINGS の3つのファイルが入っているので、このファイルを Skyrim インストールフォルダのDataフォルダにあるStringsフォルダへコピーします。 ゲームを起動してプレイ中の字幕が日本語化されれば成功です。 字幕自体が出ない場合 ゲーム画面中でESCキーを押し、システムの設定からディスプレイを開きます。 下の方にスクロールしていくと 会話字幕を表示 NPC同士の会話字幕を表示 の2項目があるので、これにチェックを入れてください。 ESCキーを押せば、設定メニューを閉じれます。 よくある失敗 skse_loader.exeから起動していた。 ファイルの入れる場所を間違えている。 アンインストール後にSkyrimフォルダのMOD等を削除せずに再インストールした。(全て消しましょう)
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視覚・グラフィック (Visuals and graphics) 目次 Colorful Lights - No Shadows Crimson Tide - Blood More Dynamic Shadows and Striping Fixed Skyrim Distant Detail Static Mesh Improvement Mod - SMIM Colorful Lights - No Shadows iniファイルを編集すること無く屋内での影を無効にし、パフォーマンスを向上します。 影の半球、全方位シャドウ、シャドウスポットライト以外は元のままなので、見栄えはそのままで影だけを消すことに成功しています。 低スペックパソコンでプレイしている人には屋内でのFPSアップに有効です。 日本語化 v1b用 Crimson Tide - Blood 残忍なサイコパスのために出血表現を強化します。 武器の種類に応じた傷が付き、バックスタブやキルムーブなど強攻撃後は血が吹き出します。画面にも血飛沫が飛びます。 More Dynamic Shadows and Striping Fixed ほぼ全てのダンジョン・屋内の影・光の表現を強化します。 日本語化 v2.6用 Skyrim Distant Detail Skyrim.iniを書き換えること無く、遠くの大きな岩や石の構造物、橋などを表示できるようにします。 Skyrim.ini内の設定はデフォルトの「uGridsToLoad=5」で使用してください。「uGridsToLoad=7」の人はこのMODは不要です。 日本語化 v1.0用 Static Mesh Improvement Mod - SMIM テクスチャとメッシュを変更して様々なものを高詳細にします。 また、バニラでのテクスチャやメッシュの不具合も修正してあります。 タルのフタも開くようになります。 日本語化 v1.19用(v1.20でも使用可能)